ベンチマーキング

BULATS事務局が企業などの組織と協力して進める「ベンチマーク」。英語テストの実施だけでなく、組織の採用・研修の方向性改善に寄与する「職場のベンチマーク」を意図したものです。

BULATSを使ったベンチマーキング

ここ数年、世界の多くの国々(中国、香港、マカオ、台湾、韓国、ヨーロッパ、インド、南米、ロシア)においてBULATSのプロジェクトが実施され、政府・民間の違いに関係なく様々な組織において、従業員や経営陣の言語能力のベンチマーク(基準)設定の支援をしてきました。

職場のベンチマーキング

言語レベルなど合意に基づいた基準や目標を設定し、理解し、達成するための、構造的で継続的なプロセスである。プロセスの中間地点においては、設定された期間内に目標に達成できるペースで向上しているかを評価する必要がある。成果を測る基準は合意されたものであると同時に、ベンチマーキングのプロセスは肯定的で前向きなものでなければならない。

  • 出典:2008年『Benchmarking, actually』M. F. ナイトによる未出版原稿

企業にとっての利益 BENEFITS TO COMPANIES

採用

  • 会社や組織で求められる英語力をもつ応募者を確実に選抜できる。

研修

  • 研修の欠陥やニーズを明確にできるより効果の高い研修となるように学習者をレベル分けできる。
  • 研修のプロセスをより効果的にモニターし評価できる。

企業内キャリア開発

  • 昇格、転任にふさわしい従業員を選抜できる。
  • 海外研修にふさわしい候補者を選抜できる。
  • 従業員の自己改善、およびキャリア開発の指針となる。

一般指針 GENERAL GUIDELINES

  • 試験が実施されるまではベンチマークを決定しないこと。
  • はじめに試験を実施しないこと。(誤解を避けるためにインタビュー調査をまず行うのが望ましい)
  • ひとつの組織の中でひとつだけのベンチマークを設定しないこと。(特に大きな組織では、それぞれの仕事が全く同じレベルの言語能力を求めているとは極めて考えにくい)
  • すべての調査の解釈が終わるまで、いかなる決定も下さないこと。

一般的なベンチマーキングのプロセス

  1. STEP1:仕事のカテゴリーの初期設定をする

    通常、カテゴリーの数と名称は、ベンチマーキングの過程で調節される。

  2. STEP2:BULATSコンサルタントによる、インタビュー調査の実施

    これらのインタビューは、匿名で経営者に伝えられるため、思いがけない有用な情報がしばしば明らかになる。

  3. STEP3:仕事のカテゴリーに属するすべて、あるいはほとんどのスタッフに対してALTE Can-Doアンケートを実施する

    ALTE Can-Doアンケートとは、ALTE(Association of Language Testers in Europe)の作成した言語運用能力に関するアンケート。アンケートはインタビューの前に実施されることもある。

  4. STEP4:BULATS試験実施

    通常、BULATSのスタンダードテストと、スピーキング、ライティングテストの両方あるいはどちらかを実施。

  5. STEP5:すべての調査の統合

    BULATSコンサルタントによるプレゼンテーション前のデータ分析。

  6. STEP6:調査報告

    会社・組織の方針決定に関わる人はすべて出席することが望ましい。