10th January 2012

昨年末から年始にかけ、北ヨーロッパは
暖冬傾向にある。 ケンブリッジも穏やかで、
例年に比べ気温の高い日が続く。 この冬の
強い寒気団に晒される日本列島より暖かく、
約1800キロ南の東京とあまり変わらない。
かつて、厳冬にケム川が凍結することは、
それほど珍しい事象ではなく、私の遠い
記憶を辿ると、凍った川面で学生たちが
アイス・スケートに興じていた姿が蘇る。
1991年以降、ケム川の全面凍結はない。


10年ほど前まで、真冬に“パンティング”
(舟遊び)をすることなど考えられなかった。
今では、ごく普通の冬景色になっていて、
観光客は、冬季も大挙してやってくる。
それでも、冬は寒く暗い。 公現祭の6日を
過ぎれば、華やいだクリスマス時期は終り、
イースター(復活祭)までの静かな時節が、
ゆっくりと明るさを増しながら流れて行く。


思えば、去年の1月も同じように穏やかな
新春だった。 同時期、日本が冷え込み、
東京よりケンブリッジの方が気温の高い
日々が続いた。 気候は気まぐれであるが、
長期的にみれば、確たる暖冬傾向にある。






