• BULATSとは
  • テストの概要
  • BULATSの活用法
  • お申し込み
  • サンプル問題
  • お問い合わせ

VOL.19 プレゼンテーション編 「質疑応答(1)」

プレゼンテーションの締めくくりといえる、質疑応答のポイントを勉強します。質疑応答は通常、プレゼンテーションの終わりに行われますが、人間の頭には、最後に聞いたことが最も印象に残る傾向がありますので、本体と同じくらい重要です。

質疑応答の基本ポイント

質疑応答では、次のようなポイントに留意しましょう。

  • 事前に、聞かれる可能性のある質問(競合他社の動きや市場動向など)を洗い出し(想定質問集を作る)、回答を用意しておく。
  • 質問に誠実に対応する(いい加減なことは言わない)。
  • 回答自体がネガティブにならざるを得ない場合でも、一言添えて、ポジティブな印象で終わるよう気を配る。
質疑応答の基本プロセス

質疑応答は、基本的に次の順序で進行します。

  • 質疑応答に入ることを宣言する(質問を促す)
  • 質問を受ける(聞く)
  • 質問内容を確認する
  • 質問に回答する
  • 回答になっているかどうか確認する
  • 他に質問がないかどうか確認する
  • 質疑応答を切り上げる
質疑応答に入ることを宣言する(質問を促す)

次のような表現が使えます。

  • (a) Do you have any questions?
    ( なにか質問はございますか?)
  • (b) Are there any questions or comments?
    ( なにか質問なりコメントなりございますか?)
  • (c) Now, I'd like to answer any questions you may have.
    ( ここで、なにか質問がございましたら、お答えしたいと思います)
  • (d) I'd now like to answer questions, if you have any.
    ( ここで、なにか質問ございましたら、お答えしたいと思います)
  • (e) I'd like to take (invite, welcome) questions from you.
    ( ご質問をお受けしたいと思います)
  • (f) Now, the floor is open for discussion.
    ( ここで、討論に入りたいと思います)

check» (f) の "floor" は、「会場」、「議論の場」というような意味で、フォーマルな場合や大きな部屋でのプレゼンテーションでよく使われます(司会者がよく使います)。

質問内容を確認する

大きな会場などでは、出席者全員が質疑応答についてくることができるように、受けた質問内容を確認することが大切です。まず、相手の言ったことがよく分からなかった場合は、次のような表現が使えます。

  • (g) Sorry, I didn't quite catch what you said. Could you repeat the question, please?
    ( すみませんが、おっしゃったことがよく聞き取れませんでした。ご質問を繰り返してくださいませんか?)
  • (h) Sorry, I'm not sure [if] I understand the question. Could you put it in simpler terms?
    ( すみませんが、ご質問の意味がよく分かりません。もう少し簡単な言葉で言ってくれませんか?)

質問を聞いたあと、出席者全員に分かるように、それを繰り返したり言い直したりして確認するには、次のような表現を使います。

  • (i) Okay, the question is ...
    (はい、ご質問は、...です)
  • (j) Your question is ..., correct?
    (ご質問は、...、ということですね?)
  • (k) ..., is that what you are asking?
    (...というのがご質問ですね?)
  • (l) For the sake of the other people, let me rephrase the question: ...
    (他の出席者のために、言葉を変えて質問を繰り返します。...)

参考: 平井通宏著『エンジニアのための英語プレゼンテーション超克服テキスト』(オーム社)

平井 通宏 (ヒライ・ミチヒロ)
平井 通宏 (ヒライ・ミチヒロ)

1943年東京生まれ。東京大学工学部電子工学科卒業後、米国ペンシルバニア大学にてMSE(工学修士号)取得。(株)日立製作所汎用コンピュータ事業部を経て、同社外国語研修所所長に就任。退職後、翻訳、英語教育および語学コンサルティングを主営業品目とする、(有)平井ランゲージ・サービシズを設立。現在、早稲田大学理工学術院・神奈川大学理学部非常勤講師(科学技術英語担当)としても活躍中。英検1級、BULATS(ComputerTest)満点、TOEIC®テスト満点、日商ビジネス英検1 級を含み、英語資格検定42冠を達成。「日本一ネット」(http://www.nippon-1.net/)で日本一記録認定。