1年間の海外留学で
語学力と異文化理解力を身につける

岐阜県・中京高等学校

2014.03.17

野球をはじめスポーツの強豪校として知られる岐阜県・中京高等学校。6つのコースを設けており、東大合格者を輩出する『特別進学コース』から全国レベルの選手を養成する『体育コース』まで、1つの学校の中で様々な生徒が学んでいるのが特長だ。今回は、国際感覚とコミュニケーション力を身につけた生徒を育てることを目指して設立された『国際コース』における特色ある教育を紹介しよう。

2年次の海外留学を目指して英語力を強化

 一学年10名程度の少人数制の国際コースの最大の特長は、2年次に全員が1年間のカナダ留学を経験することだ。3年間のカリキュラムは2年次の留学を軸にして組まれており、1年次には英語の授業に加え、カナダ人のALTからカナダの文化や社会について学ぶ授業のほか、日本について学ぶ機会も多く設けている。英語科の阿久津健一先生は、「自分たちの国について知ることが、国際理解教育の第一歩だと考えています。留学先では、日本の文化や社会、歴史などについて、尋ねられたり語ったりする機会も多くなります。日本人としてのアイデンティティーを持つことは、相手を理解する上でも重要になると思うのです」と語る。
 「カナダには英語を学びに行くのではなく、英語で何かを学ぶ経験や異文化体験をするために行く」と阿久津先生が言うように、国際コースでは1年次のうちに「現地で使える英語力」を身につけることを目標としている。英語の授業は実用性を重視したものとなっており、英会話の授業のほか、リーディングの授業では音読やシャドーイングを取り入れるなど、4技能が総合的に身につくよう工夫されている。また、留学するまでに全員が英検準2級を取得できるよう指導しているが、2級まで取得する生徒も約半数いるという。