一人ひとりの可能性を引き出す
チャレンジし続ける英語教育

広尾学園

2014.04.30

海外の機関が集まるインターナショナルな街、東京・広尾に位置する広尾学園。3年前、SELHiの指定を受けたことをきっかけに、様々な改革を実施。すべて英語で授業が行われるインターナショナルクラスの設置や土曜講座、朝テスト(P.L.T.)の実施など独自の英語教育が注目されており、英検の受験率・合格率も年ごとに増えている。草場直哉副校長と英語科の安藤裕二先生、鹿内芳貴先生にその取り組みをうかがった。
草場直哉副校長

草場直哉副校長

 大使館や外資系企業の集中する東京・広尾では、世界各国のレストランやあか抜けたカフェが並び、道を歩けば外国の人とすれ違う。そんな国際感覚あふれる街に建つ広尾学園。学校には珍しい木製の扉や日当たりのいいラウンジに、「イタリアンレストランか何かと間違って入ってくる人もいる」ほど街に溶け込んでいる。自由でのびのびとした校風もそんな街に学校があるからだろうか。
 「周りの環境はいいですね。それに本校では生徒の自主性を大事にしています。自律と共生。これが広尾学園の理念です。自分で目標を設定して取り組み、問題を解決していくのが『自律』。年度始めに合宿をして、個人目標とクラス目標を設定します。修学旅行の行き先も先生ではなく、生徒が決めるんですよ」と草場直哉副校長。
 まず、クラス内でみんなを説得するためにプレゼンし、クラスでまとまると、次は他のクラスへプレゼンする。そうして場所が決まると今度は、旅行業者も生徒たちが決定します。各業者にプレゼンしてもらい、自分たちのイメージする旅行に一番近い業者を選ぶのだという。
 文化祭も模擬店などはない。今年のテーマは「環境」と決まると、「食」や「温暖化」などクラスごとに研究したものを発表するのだ。
 「もう1つの理念である『共生』は、文字通り、共に生きること。クラスや友人とみんなで力を合わせて乗り越えていく。部活や文化祭、合唱祭、運動会などのイベントを盛り上げることで、社会で通用する力を身につけてほしいですね」