スポーツが熱いからこそ英語も熱い!

熊本市立千原台高等学校

2014.04.30

創立51年の歴史を誇る熊本市の「熊本市立千原台高等学校」。駅伝や自転車競技、ハンドボールなど全国にその名を轟(とどろ)かせるスポーツの盛んな市立高校だが、英語への熱心な取り組みでも知られている。前身が商業高校である同校の特色も生かした実践的な英語教育を取材した。
光本範雄校長

光本範雄校長

 熊本市の中心部から西へ車で10分、緑豊かな高台に千原台高校は建つ。
 「熊本の明るい土地柄もあるからでしょうか。生徒たちは素直で大らか。その一方で、何か目標を決めたらやり抜く根気強さも持ち合わせています。昨年度は男子ハンドボール部が国体4位、自転車競技でも全国インターハイに出場、全国高校駅伝は女子が7位に入賞したんですよ」と光本範雄校長。
 元々は熊本市立高校の商業科として昭和32年にスタートし、2年後、熊本市立商業高校として独立。平成12年に現在の校名に変わったが、今年で創立51年目という同校は、親子もしくは3代で同校の出身という生徒も珍しくないという。
 「昨年度、『生徒が主役・心に夢を』というスローガンの下、生徒の自主性を大切にした教育に取り組みました。そして、その夢を叶えるために必要な力をつけようと、今年度は、それに『夢を叶える力を』という目標もプラスしたんです。商業高校の特色は受け継がれており、実社会に役立つような知識を身につけたり、資格取得を目指したり。しっかり自分の将来を見据えた生徒が多いですね」
 学校主導ではなく生徒が考え行動するボランティア活動も地域で注目されている。「熊本城清掃活動」や「中国四川省大地震募金活動」、「0歳児を持つ母親との交流」など、独自の活動を続けている。
 「学校だけで子どもを育てるのは難しい時代に市民の方々の協力は欠かせません。本校では毎年、販売実習として『千原台マーケット』を開催しています。職場体験実習をさせていただいた企業などから商品を仕入れ、駐車場の準備から宣伝、経理や接客まで、まさに『生徒が主役』となって取り仕切るんですよ。1、000人を超す地元の人たちがマーケットに訪れ、暖かい言葉をかけてくれました。地域に本当に愛されている学校だと思います」