小学校5・6年生から「文字指導」を隣接する小学校と連携し、“中1ギャップ”を軽減

南足柄市立南足柄中学校

2014.04.30

箱根の山々が見渡せる緑豊かな神奈川県南足柄市。2007年度より文部科学省の研究開発校の指定を受け、「幼小中の一貫教育」を実施している。“中1ギャップ”軽減に向けた小中連携への取り組みや、同中学校での英検受験などについて南足柄中学校の関口清教諭にお話をうかがった。

1)小中連携で“中1ギャップ”を軽減

関口 清教諭

関口 清教諭

 人口4万4千人の小さな南足柄市は、市内の小学校が6校、中学校は4校(2010年度より、統合により3校)と、規模は小さいが、それだけに学校間の結びつきが強く、地域の教育熱も高い。
 そんな同市が文部科学省の研究開発校の指定を受けたのが2007年。初年度、市内でも古い歴史を持つ南足柄中学校と隣接する南足柄小学校で小中連携の取り組みが始まった。すでに導入されている小学校5・6年生の英語学習を小学校1年生から実施し、時間をかけゆっくりと学ばせる。
 南足柄中学の関口清教諭と南足柄小学校の中村有佐(ゆうすけ)教諭は小中兼務教諭に任命され、お互いに相手校へ足を運び、ティームティーチング(TT)で中学校1年生の授業を行った。
 「聞いてはいましたが、小学校の先生は実に忙しい。全教科を教え、児童の指導に教材研究など休まる暇がない。そんな先生方に『さらに英語も…』というのは確かに大変です。ですから私たちは、できる限り先生方の負担にならないように、こちらでカリキュラムを作成しました。そして英語活動の授業のイメージを持ってもらうために、中村先生と二人で各校へ出前授業に行き、先生たちの不安を解消することを心がけました」