学び合いを大切にした教育で学習意欲を高める

大和市立南林間中学校

2014.04.30

神奈川県のほぼ中央部に位置する神奈川県大和市。全国初の特例市として、「地域のことは地域で考え、決める」という町づくりをめざしている。市立南林間小学校やSELHi指定を受けた県立大和西高校と隣接する市立南林間中学校では、各教科の授業を通じて、生徒同士の「学び合い」によって「学ぶ力」を養っている。全校生徒に受験を呼びかけて取り組む英検も、生徒同士の良き刺激となって、学習意欲の向上につながっているという。

1)英検を知り、安心して受験する

 南林間中学校では毎年、年間行事計画の中に2回の英検の試験日程が組み込まれている。毎回、ホームルームを通じて英検のお知らせを配布し、受験希望者は英語科の先生に直接申し込む。同校は英検準会場となっており、「普段から使い慣れている校舎なので、余計な緊張をしない」と生徒たちは安心して試験に臨んでいる。生徒の英検への意識は高く、友達が受けるなら自分も受けよう、と生徒が互いに刺激を受けながら、受験しているという。
 各学年で英検への取り組みは異なる。例えば、1年生には、英検がどんな試験なのかを知ってもらえるように、5級の一次試験の過去問を配布し、50分間の授業時間内で実際に解答し、ていねいに解説する。リスニング問題は音声CDで二度繰り返されるので、二度目のときにヒントを与え、解答時間10秒で答え合わせを行う。このように英検を実際に体験してみて、「これなら受けられそう」「もっとがんばらないと難しそう」など感じてもらい、受験へとつなげていく。3年生になると、高校入試を意識して英検を取得しようとする生徒も多いので、選択授業で英検取得を目的としたコマを設け、過去問に取り組んでいる。