1年生で英検3級受験、チャレンジする力を養う

北海道札幌平岸高校

2014.04.30

デザインアートコースを置く特色のある学校として地元メディアにも取り上げられることが多い北海道札幌平岸高校。最近、英語の学力向上への取り組みも注目を集めている。飛躍の鍵となる英語指導や英検受験対策、札幌大学との連携などについて伺った。

1)自主的・主体的に動く生徒たち

南場行広校長

南場行広校長

 札幌の中心街から南に位置する北海道札幌平岸高校は、昭和55年に開校して以来、一貫して魅力ある学校づくりに取り組んできた。生徒・保護者・教職員の三者が同じテーブルに着き、授業改善や課題の解決を図る「三者会議」を開いたり、生徒自身がしっかり目標を定めステップアップしていく「進路実現校」を目指している。
 「生徒の目標はそれぞれ違う。進路実現のために、教員がぐいぐい引っ張るのではなく、生徒が自主的、主体的に考えて行動に移すためのきっかけを作ったりサポートをしたりしています。また、時間のけじめやあいさつなどの生活習慣を身につけてほしいと声かけを中心に指導した結果、年間1万件あった遅刻が昨年度は700件に激減しました。当校には人懐っこくて素直な性格の生徒が多い。部活動も盛んです」と南場行広校長。
 昨年度、インフルエンザのために、体育祭の中止が決定されたとき、3年生が「延期にしてほしい」と、600名の署名を集めて教員に提出したこともあった。
 「その想いをくんで延期が決定したんですが…残念ながら、さらにインフルエンザが拡大し、結局、中止になってしまった。けれども、こうして生徒が自主的に動くのは素晴らしいこと。社会に出てもじゅうぶんやっていけるでしょう」