わかる喜びを大切にした教育で意欲を高める

美馬市立三島中学校

2014.04.30

徳島県美馬市は、日本百名山の剣山や穴吹川、吉野川などの豊かな自然に囲まれた町で、英語の弁論で全国大会出場者を輩出するなど、英語教育に力を入れている。今回訪れた市立三島中学校は、全校生徒64名の小規模な学校ながら英検の受験率・合格率が高く、昨年度に続き今年度も3年生2名が英検2級に合格するという快挙を成し遂げている。同校の英語教育が効を奏した背景を尋ねるべく、取材に伺った。

1)英検の面接問題から学ぶ

 「英検から学習効果の上げ方を学びました」と語るのは英語科の福田恵先生。自身も三島中学校の卒業生だ。「10年ほど前、3級の面接問題を見て、速攻で読む・聞く・話すなどができる力の育成を図れば効果的なのではと気づき、4技能の統合を目指した授業を始めました」と語る。福田先生が特に重視するのが、「英語で思考判断する」ことだ。「内容のある英語を話せるようになってほしいんです。英語で思考し、それを表現することで、脳が英語モードになる。そんな真の英語力が身につくような指導を心がけています」と言う。
 授業では、スピーキングの大前提となる語彙や文法などの基本事項を重視し、積極的に辞書を引き、語彙を増やせるように指導している。そのうえで、教科書の基本文型をアレンジして会話練習をさせる。特に、ALTのRobin先生とのコミュニケーションは、生徒たちには新鮮で刺激的なようだ。生徒同士での英会話にも、恥ずかしがることなく一生懸命取り組んでいる姿が印象的だった。