自ら発見し、学び、判断・実行するための
火種を与える

大阪府立高津高等学校

2014.04.30

大正7年(1918年)に大阪府立第11中学校(旧制中学校)として創立された当初から現在まで、“自由と創造”の精神を脈々と受け継いできた大阪府立高津高等学校。自由な校風の進学校として知られる同校の新たな取り組みについて、尾上良宏校長と22年度の2年生を受け持つ英語科の3名の先生方にお話を伺った。

1)生徒の心に自発性の火を灯す

尾上良宏校長

尾上良宏校長

 学校へ一歩足を踏み入れると、自由な服装で行き来する生徒たちが元気に挨拶をしてくれた。高津高校では基本的に生徒の自主性に任せた指導方針をとっており、指定された制服はない。「初代校長の提唱した“自由と創造”の自由とは、主体的に判断・決断・行動し、結果に責任を負ってこそ自由であるということ。そして創造とは、客観的に物事を捉え、分析・評価し、オリジナリティを持って改革せよということです。第2代校長の“日新日進”という校是と併せて、生徒たちには折りに触れてこの精神を伝えています」と尾上校長は語る。
 高津高校が目指すのは、家庭や地域のリーダーとして社会に貢献し、“大阪”を担う人材の育成だ。「内なる国際化の進んでいる大阪で通用すれば、世界中どこでも活躍できると思っています。そんな人材になるためには、知識だけでは足りません。知識+α、つまり、自主性や積極性が必要なのです。生徒たちには、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら判断・実行していく、そのための火種となるものを作ってやりたいと考えています」と尾上校長は語ってくれた。