生徒一人ひとりの特性を
発揮できる場を提供したい

多摩市立和田中学校

2014.04.30

首都圏有数のベッドタウンである多摩エリアに位置する多摩市立和田中学校。教育目標の一つに「広い国際的視野に立つ」ことを掲げ、英語教育の拡充を目指している。いわゆる「普通の公立中学校」における英語教育の現状と課題について、英語科の横山達也先生にお話を伺った。

1)様々な生徒が共に学ぶ授業では、場合に応じてレベルを変えていく

横山達也先生

横山達也先生

 様々な学力レベルの生徒が共に学ぶ公立中学校で教鞭(きょうべん)をとる教員にとって、「どのレベルに合わせた授業をするか」ということが大きな課題となる。教員歴30年に近いベテランである横山先生に授業の進め方を伺うと、「30年近く教えていても、どこを目指して教えるかというのは、常に悩みどころですね。中間レベルを基準にしがちですが、飽きる生徒もいるし、わからないままの生徒もいるし…となってしまうこともあります。私は、今回は少し難しい内容まで教えよう、次回は基礎レベルにしようと、一定ではなく場合に応じて変えていくように心がけています」と語ってくれた。
 どうしても生まれてしまう学力差を補うため、多摩市では教育活動指導職員(ピアティーチャー)を各校に配員している。人数が限られているため常にTTで授業を行うのは難しいが、「ピアティーチャーが入ってくれるときには、学習が苦手な生徒に声をかけてサポートしてもらっています。TTの授業だと、私も一人ひとりの生徒に目を向けられるので助かりますね」と横山先生。また、多摩市には3人のALTがおり、和田中学校に駐在する期間にはALTとのTTも行っているという。