確かな学力を身につけ、学ぶ意欲を高める

埼玉県立伊奈学園中学校

2014.04.30

大宮を起点に伊奈町までを結ぶ、埼玉新都市交通(ニューシャトル)「羽貫」駅から徒歩10分。伊奈町を代表するバラの花が咲き誇るバラ園にもほど近い地に、埼玉県立伊奈学園中学校は広大なキャンパスを構える。首都圏初の公立中高一貫校として注目される同校は、6年間を通じて、生徒一人ひとりの個性や才能を伸ばしている。公立中学校より週1時間多い英語の授業時数をいかに活用し、英検をどのように位置づけているのだろうか。

首都圏初の公立中高一貫校として

 伊奈学園中学校は、2003年に埼玉県立伊奈学園総合高等学校に併設される形で誕生した学校だ。1984年創設の同高校は、全国で初めて総合選択制を導入した普通科高校である。中学校の併設により、首都圏の公立中高一貫校の先駆けとして再び注目を集めた。
 公立校でありながら、中高一貫の6年間のカリキュラムには独自性がある。中学校では通常1週間の授業時間数が28時間と定められているが、同校では31時間を確保することができる。そこで、英語と数学ではそれぞれ、週4時間(中1は5時間)の時数を設け、少人数授業を行っている。中高一貫校では「先取り学習」を取り入れる学校も多い。伊奈学園も数学と理科で先取り学習を取り入れている。しかし、英語に関しては、基礎基本の確実な定着をはかり、中学での学習内容を深める時間として活用しているという。