地域や世界に貢献する人間を育てるために

広島新庄中学校・高等学校

2014.04.30

中国山地の緑豊かな高原に位置する広島新庄中学校・高等学校は、生徒一人ひとりの個性を尊重する教育により、日本や世界の平和・文化に貢献する有為な人材育成を教育目標に掲げる。地域の有志によって1909(明治42)年に設立され、地域の人たちに支えられながらその歴史を刻んできた同校は、現代においてはどのような教育を行っているのか。英語教育と国際交流をテーマに、田村亮介教頭と英語科主任の山田眞介先生に話を伺った。

自ら道を切り拓く力をつける6年間

 生徒と教員が強い関わりを持つ家庭的な雰囲気のなかで、広島新庄の学校生活は営まれている。徹底的に個人に関わる愛情豊かな指導を通じて、教員は生徒一人ひとりの個性を見極め、伸ばすことを心がけているという。中高一貫教育の良さを生かして、同校では6年間を2学年ずつに区切り、成長過程に応じた3つのステップによるカリキュラムを組んでいる。そうすることにより、従来は学年で分断されていた各教科の学習を並列・継続させ、系統に連続性を持った指導を行うことができるのだという。
 まず「土台形成」の時期である中学1・2年次は、自分の将来の夢や目標について新入生合宿で発表し合うことからスタートする。そして、学校生活での様々な経験により、幅広い視野を身につける。続く「実力充実」の時期にあたる中学3年・高校1年次には、読解力や表現力を高め、進路の実現に必要な基礎学力をしっかりと身につける。最後に「進路実現」の時期となる高校2・3年次は、進路を深く追求し、基礎学力の充実とともに、受験に必要な演習も行う。こうした6年間の一貫教育により、生徒たちは自ら道を切り開き、自ら選んだ進路を歩むことができるのだ。