教員同士、地域が手を携えて取り組む授業改善

松山市立久米中学校

2014.04.30

周辺を田園に囲まれ、落ち着いた学習環境に恵まれた松山市立久米中学校。市の中心部にある松山城から少し離れた郊外に位置し、県下一の生徒数を誇る大規模校である。2012年度から3年間、松山市が掲げる「中学生英語力レベルアップ事業」の研究指定校として、コミュニケーション能力の向上を目指している。初年度の研究成果と英検への取り組み、今後の展望を取材した。

生徒が主役の学校づくりを

 「生徒が通いたくなる久米中。保護者や地域の方が子どもを通わせたくなる久米中。そして、教職員が勤務したくなる久米中。そんな学校づくりを目指しています」と、楠本雅人校長は語り始めた。同校の教育目標は、「心豊かで自ら学ぶたくましい生徒の育成」である。課題意識を持って進んで学ぼうとする「勤勉」な生徒、あいさつができ、思いやりのある「親切」な生徒を育てようと、教職員が一丸となって生徒と向き合い、そうした教職員の熱意に応えるべく、生徒たちは学習に部活動に奉仕活動にと、意欲的に取り組んでいる。かつて“荒れた”時期があったとは思えないほど、現在、校内には落ち着いた空気が漂い、生徒たちの明るく元気な声が響き渡る。
 楠本校長は、「生徒が主役の学校をつくりたい」と考える。同校は地域に開かれた学校であり、地域行事や奉仕活動など、生徒が地域に出て活動する場面も多い。生徒たちは地域の人々との関わりの中で、コミュニケーション能力を高め、自分たちが住む地域を自分たちの手でつくっていくとの意識で、活動に取り組んでいるという。