生徒の「やればできる」を学校全体で支える

埼玉県立飯能高等学校

2014.04.30

埼玉県の南西部に位置し、自然に恵まれた飯能市。地域の子女教育を担うため、1922(大正11)年に設立された高等女学校に端を発する埼玉県立飯能高等学校は、現在は共学校として地域に愛され、地域に貢献できる人材育成を目指している。生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、学ぶ意欲を引き出す教育に力を注ぎ、英検もその一端を担っているという同校の取り組みを取材した。

ステップアップクラス編成で目標を実現

英検上位級合格も全校で祝福

英検上位級合格も全校で祝福

 世界大会に出場するほどのレベルの高さを誇るチアダンス部や、全国大会に出場しているホッケー部、弓道部、陸上部をはじめ、卓球部、バスケットボール部、演劇部など、飯能高等学校の生徒たちは多方面で活躍している。県内では中堅校に数えられる同校。今井茂夫校長によれば、同校の生徒の学力は、非常に幅広いという。「進路も難関大学への進学から就職まで様々です。現在、生徒たちの学力向上を目標に掲げ、一人ひとりの目的意識に応じたきめ細やかな指導を心がけています。また、教室での学びだけでなく、学校行事や特別部活動などを通じて生きる力も育んでいます」と話す。
 「学力向上」の目標を実現するために取り入れているのは「ステップアップクラス編成」だ。県内の50もの中学校から生徒が入学してくるため、1年次はまず、35人程度のホームルームクラスを編成し、「仲間づくり」に重点を置くという。すべての教科において少人数クラスで学ぶことにより、教員の目が生徒一人ひとりに行き届くように気を配っている。そして、2年次に注目するのは「学力アップ」だ。英語と数学で習熟度別にクラスを編成し、生徒の学力レベルに応じた授業を展開する。そして3年次は、大学進学や就職など生徒の進路希望のニーズに合わせたクラス編成をし、個々の目標達成に向けた指導を行う。こうして段階に応じた柔軟なクラス編成によって、生徒たちはワンランク上の夢を実現することを目指している。