埼玉県編

多「彩」な取り組みで
明日の英語教育を拓く!

埼玉大学 准教授 及川 賢

2014.04.30

本稿ではできるだけ多くの県内の取り組みをご紹介したいと思います。

小学校

●全国の先進校・春日部市立粕壁小学校
 平成9年度より文部省(当時)の指定を受け、以来、県等の指定を受け続けています。毎朝(月~金)の「E-タイム」(9分)と週1回の「E-タイムL」(30分)という2つの英語学習時間を設定し、英語授業の開発・改善に取り組んでいます。研究授業も積極的に行っており、県内はもちろん、全国の小学校英語教育をリードしています。

●教育特区として英語教育を行っている地域が多い
 県内の6つの市(狭山市、戸田市、新座市、行田市、さいたま市、八潮市)が教育特区に指定されました。このうち、さいたま市では、英会話を人間関係プログラムとともに「潤いの時間」の一貫として捉え、英会話を通してコミュニケーション力育成を目的としてきました。また、小学校5年生から中学校3年生までのカリキュラムと全時間の授業案を冊子にして、市内の全小中学校に配布しています。

●「拠点校」が多い
 文部科学省が小学校英語教育での「指導方法等の確立を図るため、地域の学校のモデルとなる拠点校」を指定しましたが、埼玉県では65校が指定されており、全都道府県で最も多い数となっています(全国で614校)。教育特区の市は含まれていないので、県内ではさらに多くの小学校が英語教育の研究・開発に取り組んでいることになります。拠点校は各校独自のカリキュラムを策定したり、地域内外の先生方に授業を公開したり、研究会を開いたりして、外国語活動必修化の本格実施へ向けて、地域のリーダーとしての役割を果たしています。