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「PEN の会」を訪ねて

新潟市

2014.04.30

「PENの会」というユニークな名前の研究会を、新潟市に訪ねた。「にいがた小学校英語教育研究会」(Primary English in Niigata)がその正式名称。多くの小学校でスタートした英語指導に、早くから自主的に取り組んできた教師たちの勉強会である。

たった4人のメーリングリストから

外山節子先生。メンバーからは「節子さん」と親しみを込めて呼ばれている。PENの会をけん引する、欠くことのできない存在。

外山節子先生。メンバーからは「節子さん」と親しみを込めて呼ばれている。PENの会をけん引する、欠くことのできない存在。

 「今のうちから英語指導の準備をしておきましょう。早く始めれば始めるほど、あとできっと楽になるから」
 7年前のある日、目を白黒させる小学校の先生たちにそう語りかけたのは、敬和学園大学客員教授の外山節子先生。児童英語教育研究の第一人者だ。「近い将来、必ず小学校にも英語指導が取り入れられる」と確信していた外山先生の呼びかけに応えて、有志の小学校教諭や民間の英会話教室関係者が情報交換のためにメーリングリストを立ち上げたのは2002年のこと。「にいがた小学校英語教育研究会」(以下、PENの会)と名づけられたその活動は、以後、年に数回の勉強会「筆箱塾」や年1回のメインイベント「PENフォーラム」などを開催し、新潟県内のみならず広く全国に知られるところとなっている。
 「最初は外山先生を含め、たった4人でスタートしたメーリングリストが、いまや160人を超えるこんなに大きな活動になるとは思いもしませんでした」と話すのは、PENの会で代表を務める、新潟市立太夫浜小学校教諭の坂井邦晃先生。
 取材当日は、筆箱塾の開講日。休日の、しかも参加費を払っての勉強会であるにもかかわらず、40人収容の会場は定員を超えるほどの大盛況だった。新潟市の中心部に位置する万代市民会館の会場がオープンされると、椅子やパソコンのセッティングなど、参加者各人が積極的に体を動かして準備が進められていった。そして開会。運営メンバーである藤澤京美先生のあいさつに続いて、PENの会の顧問を務める外山先生によるプレゼンテーションが始まった。