学校独自の基礎力テスト(ETC)、イングリッシュダイアリーの導入で、英検合格者数アップを実現

島根県立松江東高等学校

2014.10.31

島根県松江市内の高校激戦区にある松江東高等学校。平成23年度までスーパーサイエンスハイスクールの認定を受けていた同校では、「考える授業」を重点目標の一つに置き、その充実のために、平成25年度より50分授業にするなど、いろいろな改革に取り組んでいる。「島根の人財」育成と真の学習モチベーションづくりのための取り組みを取材した。

競合エリアにて時代に先駆けた独自の取り組み

村上浩二校長

村上浩二校長

 人口20万人ほどの松江市は、全日制普通科を擁する県立高等学校3校が競合するという全国でも珍しいエリアとなっている。その環境のおかげで、3校は生徒の学力向上に向けて切磋琢磨し、全国でも指折りの国公立大学への進学率を誇っている。
 松江東高等学校は昨年、創立30周年を迎えた。他の県立高校に比べると歴史が浅いため、開校当初から、いかに独自性を打ち出していくかに力を注いできた。英語教育においても、時代に先駆けた活動に取り組んできた。村上浩二校長(平成26年3月取材時・以下同)は次のように話す。「今から15年前、同校に英語教員として赴任しましたが、すでに当時から和訳先渡しの授業や、オールイングリッシュでの授業を推進していました。その方式で学んだ生徒たちは大学受験でも優秀な成績を残し、オールイングリッシュの授業でも受験に対応できるということが証明できたのです」
 現在、授業を担当する英語科の服部明奈先生は「授業において特に心掛けていることは、クイックレスポンスを意識した活動です」と話す。「例えば、質問に対して回答する際や暗記を行う際などは、必ず時間を区切って行っています。そうすることで、生徒は真剣に話を聞く習慣が身に付きますし、暗記活動においても集中して取り組むようになりました。このことは生徒の語彙力アップにつながり、英語力全体の伸びにつながってきています」