申込締切迫る! 本日24時まで
- 受付期間2012年3月9日~5月17日
(書店は5月15日締切) - 一次試験本会場:2012年6月10日(日)
準会場(すべての団体):6月9日(土)・10日(日)
準会場(中学・高校のみ):6月8日(金) - 二次試験2012年7月8日(日)
- 受験票・合否通知お届日程
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「高校生らしい高校生」が学ぶ「高校らしい高校」
中津高等学校は創立106周年を迎える東濃の伝統校。野村一高(かずたか)校長は自校を「高校らしい高校」だと言う。「生徒は学校を中心に生活をしており、朝から晩まで校内で活動しています。授業や補習はもちろん部活動も盛んです。文化祭などの学校行事は、生徒全員で盛り上げる。遅刻もないし、いじめもない。生徒は素直で気立てが良い子が多いです」。これまで様々な学校で教鞭を執ってきた野村校長から見ても、中津高生は「高校生らしい高校生」であり、「入学後にぐっと成長する子どもたち」なのだと言う。 また、生徒のほとんどが塾には通っておらず、「勉強は学校で」という考え方が定着している家庭が多いそうだ。「普段の学習だけでなく、受験対策も学校での指導が中心となります。教師の努力が生徒の伸びに直結することが目に見えてわかりますので、生徒のためには努力を惜しまない熱心な教員が多いですね。私も定期的に授業に参加させてもらうのですが、教師と生徒の間に信頼関係が出来上がっているのを肌で感じてうれしく思っています」 自分自身で試行錯誤しなければ何もわからない
そんな熱意ある教員の一人が、英語科のベテラン教師、宮下晴夫先生だ。先生自身も中津高の出身で、教員生活38年間のうち16年間を中津高で過ごしている。「私が指導において長年の経験で感じてきたのは、やはり自分自身で試行錯誤をしてみないと何もわからないということです。本に書いてある『○○メソッド』のような型をそのまま採用してはいけません。私の場合、以前は月に1回、月例テストを行っていたのですが、これでは生徒はテスト前にまとめて勉強するだけになってしまいました。そこで、英語構文の参考書を使用して授業の度に小テストを行うスタイルに変え、10点中9点以上取れなければ再テストを行う形式にしました。毎回の積み重ねというのは大きいですね。その上、テスト範囲に使っている参考書を1年間で2回りもすることができます。こまめに、かつ繰り返し学習することで、生徒の記憶にしっかりとインプットされるのです」 この小テストにより文法や語法の力がつき、模試などでも明確にその成果が現れているという。「生徒は結果が出て伸びを実感できれば喜びますし、それが次のステップへのモチベーションや自信につながります。普段のがんばりを模試だけでなく『カタチ』として残してほしいと思い、推奨しているのが英検の受験です。『英検は1度取得したらずっと有効だ。2級以上を取得しておくと社会でも役に立つぞ』と話すと、強制ではないものの毎回多くの生徒が受験をしています」。平成21年度には卒業生233名中2級合格者が117名、準2級合格者も213名と、多くの合格者を輩出している。しかし、宮下先生はこう話す。「特別な英検対策は行っていません。授業や小テストなど、普段の努力の結果なんです。もちろん、英検受験を勧めるのは、生徒に合格する喜びを味わってほしいからです。ですから、英検の筆記試験後には生徒に自己採点をさせて、その結果をすべて教員がチェックして、個々の弱点を分析し、一人ひとりの生徒にコメントをすると同時に、その生徒に合わせた課題を出すなどフォローアップを徹底しています」。生徒が教師を信頼し、教師のアドバイスに素直に従う姿勢は、この先生方のきめ細やかな指導から生まれるのだろう。 「グローカル」な人材を育てる「旭陵留学プログラム」中津高等学校では、学校独自の奨学金給付留学プログラムを設けている。公立の高等学校では全国的にも珍しい取り組みだ。「旭陵留学プログラム」と呼ばれるこの取り組みは、創立100周年記念事業の一環として平成17年度よりスタートし、今年で7年目を迎える。同高卒業生で中津川商工会議所副頭取を務める三尾義彦氏が中心となって卒業生から資金を集めたのがきっかけとなり、グローバルな視野を持ちながらローカルな場面で活躍できる「グローカル」な人材の育成を目指し、母校のために設立した海外留学奨学金制度である。留学する生徒一人につき100万円の奨学金が給付されるのだが、毎年平成20年までは6名、それ以降は2名の生徒がアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(平成23年度はアメリカ、カナダに出発)のいずれかに1年間留学している。 留学に関するサポートは専門の団体に委託しているため、生徒は安心して留学することができる。毎年4月に校内で募集し、留学生を選出しているそうだ。「中津高校の代表として留学するわけですから、書類審査から筆記試験、保護者同伴の面接まで責任を持って実施しています。また、留学がただの『遊学』に終わらないよう、出発するまでにある程度の英語力をつけるよう個別に指導もしています。留学した生徒は、帰国後には英語力だけでなく、学習意欲や自分の将来への向き合い方にも大きな変化があります。プログラム参加者の中には、東大をはじめとした国立大学や早稲田大学などの難関私立大学に進学した生徒も多数います。卒業生の力で始まったこの素晴らしいプログラムを、今後も本校の誇りとして継続させていきたいと考えています」と宮下先生は語る。 充実した英語教育と独自のプログラムが光る中津高だが、抱えている課題もあるという。「東濃エリアの英語教育の課題の一つが、ALTの不足です。予算がカットされたため、現在本校にはALTがいません。英検の面接対策も以前はALTが担当していたのですが、それも今では私たち日本人教員が行っています。生徒がネイティブの英語に触れる機会がないのは非常にかわいそうですし、私たち教員にとってもマイナスです。今後、この状況が改善されることを望みます」 最後に、宮下先生はこう語ってくれた。「大切なのは、『生徒の力量を決めつけてしまわない』ということです。教師がその生徒の力量を決めてしまっては、伸びるものも伸びません。『中津高の卒業生は、大学に入ってからも社会に出てからも伸びる』、そう言われてきました。生徒の成長の芽を見つけて、伸ばす手助けができる存在として、これからも生徒のために努力していきたいと考えています」 |
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