英語研修の内容について教えてください
ヤンマーホールディングス株式会社様

ヤンマーホールディングス株式会社様

Q1.テスト導入の経緯を教えてください

ヤンマーホールディングス株式会社は「世界の都市・大地・海で人々の豊かな暮らしを支える」を掲げており、こちらの中央研究所では省エネルギーな暮らしを実現させるための多様なエネルギー源を最適活用するシステムや、人々の労働負担を減らし、生産性を高める機械化・自動化の技術、機械や乗り物の安全性や操作性を高める技術などを日々研究・開発しております。

2025年の春に発足した私のグループは、欧州(オランダ)と日本のメンバーがほぼ半分ずつで構成されています。英語でのコミュニケーションが急増したことから、実務に求められるスピーキングスキルの「見える化」や、具体的にどう伸ばしていくかの明確化が必要でした。そこで、これまで受験していたTOEIC® Listening & Readingに加え、対人との面接形式でコミュニケーションしながら測定できるスピーキングテストGCASの導入に至りました。

Q2.英語研修の内容について教えてください。

今回は合宿形式で行いました。研修はアウトプット、特にスピーキングスキルの向上に特化しています。4泊5日の合宿型研修で朝から晩まで英語漬けの環境の中、発音練習やスピーチ、ディスカッション、ロールプレイなど、実務に直結するスキルを徹底的にトレーニングします。研修は基本的に希望制ですが、積極的な参加が見られるなど受講率も高く、学びの意欲や向上心の強さがこのグループの特徴と考えています。多くのメンバーが英語でのコミュニケーションを課題と感じていた素地があったことも、テストの導入に対する前向きであった理由の一つです。

Q3.試験結果の活用はどのようにされていますか。

スコアはその高低だけでなく、得意・不得意を確認するツールとして活用しています。メンバーには自身の弱点を把握し、スキルを育てていくことを促しています。試験結果を振り返り、各々苦手な部分を意識したトレーニングへと結びついています。スピーキングテストは頑張って話そうとしないとスコアが伸びません。正確な文法を意識することももちろん大切ですが、まずは「言いたいことを伝えられるか、そして伝えようとしているか」といった積極性も問われていると思います。このチームではB2到達を目標に設定しており、欧州と円滑なコミュニケーションができるメンバーが増えていくものと確信しています。

Q4.貴社の人材育成について教えてください。

貴社の人材育成について教えてください

ヤンマーは「FUTURE VISION」に掲げている4つの豊かな社会の実現を通じて、「A SUSTAINABLE FUTURE」を創り出すことをパーパスとしています。その基盤に「HANASAKA」があることで、事業活動に様々なイノベーションが生まれ、新たな顧客価値の創造に繋がっています。「HANASAKA」の取り組みの一つとして、HANASAKA UNIVERSITYという新教育体系を構築しており、①自律的なキャリア支援 ②グローバルレベルのトップレベル集団育成のための、各職種に対してのスキル設定とそれに応じた教育を提供③時流に応じた階層別研修の再構築やいつでもどこでも学べる学習プラットフォームを構築といった取り組み行っています。この取り組みが、次世代の人たちの可能性を育むための活動となることを願っています。