
ZACROS株式会社様
人財戦略部人財開発課長 植竹由人様
人財戦略部人財開発課 宮谷香帆様
人財戦略部人財開発課長 植竹由人様
人財戦略部人財開発課 宮谷香帆様
ZACROS株式会社は、2024年10月1日に藤森工業株式会社から社名が変わりました。創業80周年(1994年)を機に、グローバル展開の拡充を意識し制定したブランドネームです。Z(究極・未知)とギリシャ語のACRO(頂点・先端)を組み合わせたもので、常に未来を見つめ、新しい可能性を追求し続ける企業でありつづけたいという思いを込めています。
この企業姿勢は創業当時から変わらず、祖業の包装資材は、経済成長著しい中国やインド、東南アジア、北米にも展開しています。また、東アジアでは情報電子系のディスプレイ分野で世界トップシェアの製品もあり、海外出張も盛んです。さらにアメリカやヨーロッパでは、先端医療領域で包装に止まらないビジネスを展開しています。
人財戦略部人財開発課長 植竹由人様:2014年の100周年を機に、グローバル展開や海外投資を更に強めていく方針を固めました。その結果、当然英語の必要性が浮き彫りとなり、人事の取り組みを強化してきました。新卒採用では海外赴任の可能性を伝えるとともに語学力も確認するようになり、キャリア採用では英語でビジネスを動かした経験を確認するようになりました。その一方で、入社後は海外赴任や昇級に英語力を直結させることはなく、事業運営や生産管理等の実業に必要なスキルを磨くことを重視しています。実際に海外赴任する人財は事業の経験・知見に基づき選定し、語学力が不足していれば補うというスタンスです。その可能性が誰にでもあるからこそ、個々人の学習意欲を尊重し手上げ式で研修を受講する仕組みとしています。
人財戦略部人財開発課 宮谷香帆様:社員の英語スキルを大きく2つに分け、それぞれのレベルに合う研修を行っています。まずは、基礎から学びたい職員には通信教育の受講を用意しています。そして、海外交渉の多い中級レベルの社員には、ワンランク上の顧客対応を可能にするライティングとスピーキングのe-learningを提供しています。この層はキャリア意識や自己研鑽の意欲も高いため、効果測定としてLinguaskill Businessを受験し、テスト結果を次の研修内容や各自のブラッシュアップ方針につなげる改善サイクルを用いています。以前はTOEIC® Listening & Readingのテストだけで基礎力を測っていましたが、海外に通用する力を見極めようということで、Linguaskill Business(当時BULATS)を2018年から導入しています。
海外ではリーダーシップやマネジメント、何を成し遂げにきたのかという思いなど、体幹の強さが重要だと考えています。常に未来を見つめ、新しい可能性を追求し続ける企業であり続けるために、体幹の強い人財の育成を形にする方法がないか模索しています。英語についても、海外では現地スタッフの言語サポートを介さずに、自分の言葉で相手とのコミュニケーションを取れることが理想だと考えています。英語力をつけ未来に繋がる仕事が出来るよう、人事としてサポートしていきたいと考えています。