2025年度 準2級プラス(新設級)の紹介

このたび、31年ぶりに、実用英語技能検定(以下、英検)の準2級と2級の間に新たな級を導入いたします。
英検(従来型)/英検S-CBTともに2025年度からの開始を目指し、今後開発を進めてまいります。
本ページでは、新設級である準2級プラスについて現時点でご案内できること(新設級の位置づけ、CEFR、英検CSEスコア、合格基準スコア、サンプル問題、目標Can-doなど)を以下に掲載します。
なお今後変更が生じる場合がございます。その際は、速やかに本ウェブサイト等でご案内いたします。

新設級名称

準2級プラス

準2級プラスの名称に込めた想い

以下の3点を踏まえ、新設級の名称を決定しました。

①先のお知らせでご案内しました「新設級の導入により目指すこと」(※)を表す名称とした。

前提:英検はこれまで、高校1年生で準2級、高校卒業時に2級の取得を目標としたレベル設定をしてきた

  • 確実にCEFRの「Independent User」に近づきつつあることを証明し、学習者の意欲や自信を高める
  • 準2級と2級のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供する
  • 小さな成功体験の機会を提供することで、学習者のモチベーションの維持・向上を図る
  • 「高校生の学び」に寄り添い、高校2年生にふさわしい英語力が身につけられていることを客観的に示す

②新設級が準2級の上の級(準2級と2級の中間級)で、2級合格に向けた足掛かり級であるという、級の位置づけやレベルがわかりやすい名称とした。

③より多くの英語学習者が準2級を超えるレベルを目指し、前向きに学習のモチベーションを高めていただくため、「プラス」というポジティブな名称とした。

※なお、1級から5級の既存の英検級のレベルおよび名称に変更はありません。

以上、英検協会としては、このたびの新設級の導入により、英語の初級レベルから英検準2級レベルまで着実に英語力を身に着けてきた学習者が、高校卒業時の到達目標とされる「2級」の取得に向けて、さらに学習意欲を高めるための身近な目標級としてご活用いただきたいという想いを込めて名称を決定しました。

準2級プラスの位置づけ

第四期教育振興基本計画において、グローバルに活躍することが期待される層の拡充に向け、高等学校卒業段階でCEFRのB1レベル相当以上を達成した高校生の割合の増加が目指されています。一方、英検を年に3回実施し、生徒の英語力の伸長を確認している高等学校のデータから、2年生の英語力の伸びの鈍化の傾向が見えてきました。


英検協会では、新たな級を導入することによりこの課題を解決し、高等学校卒業段階でのB1レベル到達をサポートしたいと考えています。準2級プラス導入により、準2級合格後に2級合格へ向けた目標を学習者に提示することで、学習者の学習意欲の向上を促進し、成功体験を積み重ねる機会を提供し、総合的な英語力の向上に貢献することを目指します。


そのため、準2級プラスでは、(1)学習者が準2級合格後から2級に向けた取り組みが適切であることを確認し、(2)さらに自分の英語力が2級合格に近づいていることを実感し、(3)結果としてモチベーションが高まり学習が継続されるラインを導き出し、合格基準スコアとしました。

4技能総合CEFR/英検CSEスコア/合格基準スコア

  • 英検の各級は、英検CSEスコアを通じて国際標準規格であるCEFRに対応しています。
  • 4技能総合CEFRの判定方法は、文科省で開催された「英語の資格・検定試験とCEFRとの対応関係に関する作業部会」で示された平成30年3月版の「各資格・検定試験とCEFR対照表」に基づきます。
  • 4技能すべてを受験しないと「4技能総合CEFR」は表示されません(一次試験の成績のみでは表示されません)。

合格基準スコア、CEFR算出範囲について

 

「準2級プラス」 合格基準スコア(英検CSEスコア):1829

  • 各技能の正答数をもとに技能別スコア(英検CSEスコア)を算出し、合格基準スコア(英検CSEスコア)に達した方は、合格と判定されます。
  • 一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能(4級以下はリーディングとリスニングの2技能)の各技能別スコアの合算で合否を判定いたします。
  • 二次試験はスピーキングのスコアのみで判定いたします。
  • 既存の各級の合格基準スコア(英検CSEスコア)は変動しません。
 

「準2級プラス」 CEFR算出範囲: 「A2」~「A1」 (スコア1949~1550)

  • 受験級によってCEFRレベルを算出するための英検CSEスコアの範囲(CEFR算出範囲)を定めています。
  • この範囲を下回った場合は、CEFRレベルが表示されません。
  • 範囲内の場合は、そのスコアに応じたCEFRレベルが表示されます。
  • この範囲を上回った場合は、その級で算出できるCEFRレベルの上限が表示されます。
 

4技能総合CEFRの判定例(準2級プラスの場合)

  • 4技能総合スコアが1950~2500の場合:CEFRレベル(上限)として「A2」が表示されます
  • 4技能総合スコアが1700~1949の場合:CEFRレベルとして「A2」が表示されます
  • 4技能総合スコアが1550~1699の場合:CEFRレベルとして「A1」が表示されます
  • 4技能総合スコアが 0~1549の場合:CEFR算出範囲を下回っているため、CEFRレベルは表示されません

サンプル問題

準2級プラスは、準2級と2級の橋渡しとして受験者にとって身近な社会的話題について扱う予定です。
サンプル問題を用意しましたので、以下の内容をご確認ください。

一次試験

一次試験のサンプル問題がPDFでダウンロードできます。

サンプル問題

二次試験

二次試験のサンプル問題と解答がPDFでダウンロードできます。

審査基準・目標Can-do

審査基準

程度

身近な話題であれば、社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。

審査領域

読む

身近な話題であれば、社会性のある内容の文章を理解することができる。

聞く

身近な話題であれば、社会性のある内容を理解することができる。

話す

身近な話題であれば、社会性のある話題についてやりとりすることができる。

書く

身近な話題であれば、社会性のある話題について書くことができる。

目標Can-do

試験問題としての目標Can-do

準2級

準2級プラス

2級

全体

日常的な話題について、概要を捉えたり、情報や自身の考えを基本的な語句を用いながら伝えることができる。

身近な社会的な話題について、概要や要点、詳細を理解したり、情報や自身の考えを多様な語句を用いながら詳細に伝えることができる。

社会的な話題について、文章や話の展開を把握しながら概要や要点、詳細を理解し、情報や自身の考えを展開を考えながら詳細に伝えることができる。

読む

日常的な話題について、基本的な語句を用いた文章であればその概要を読んで捉えることができる。

身近な社会的な話題について、日常的によく使われる語句を用いた文章であれば、概要や要点、詳細を読んで理解することができる。

社会的な話題について、文章の展開を把握しながら概要や要点、詳細を読んで理解することができる。

聞く

日常的な話題について、ゆっくりかつはっきりと話されればその概要を聞いて捉えることができる。

身近な社会的な話題について、ゆっくりかつはっきりと話されれば話の概要や要点、詳細を聞いて理解することができる。

社会的な話題について、話の展開を把握しながら概要や要点、詳細を聞いて理解することができる。

話す

日常的な話題について、情報や気持ちなどを基本的な語句を用いながら話して伝えることができる。

身近な社会的な話題について、情報や自身の考えなどを多様な語句を用いながら話して詳細に伝えることができる。

社会的な話題について、情報や自身の考えなどを多様な語句を用い、展開を考えながら詳細に話して伝えることができる。

書く

日常的な話題について、情報や気持ちなどを基本的な語句を用いながら文章を書いて伝えることができる。

身近な社会的な話題について、情報や自身の考えなどを多様な語句を用いながら文章を書いて詳細に伝えることができる。

社会的な話題について、情報や自身の考えなどを多様な語句を用い、展開を考えながら詳細に文章を書いて伝えることができる。

※英検Can-doは、英検の各級合格者が英語でどのようなことができると認識しているかを示したものです。
一方、試験問題としての目標Can-doは、目標の級に合格するのに求められる、各技能において英語で何ができなければならないかを示したものです。

導入の背景

皆様からの声

準2級と2級の間には高い壁がある

2級合格までにかかる期間

5級から準2級までは各級の合格までに要する期間がおよそ1年間であるが、準2級合格者が2級に合格するまでに約2年近くかかっている

  • 英検5級から2級までの各級を順番に受験し、合格した受験者のデータを抽出(グラフの「5級から2級までの全級合格者」)し、各級の合格までに要した期間(下の級からひとつ上の級に合格するまでの期間)の平均値を算出した。
  • 英検5級から準2級までの各級を順番に受験し、合格した受験者のデータを抽出(グラフの「5級から準2級までの全級合格者」)し、上述と同様に算出した。
    なお、準2級から2級の合格期間(約21カ月)は、「5級から2級までの全級合格者」が、2級合格に費やした期間をもとに推計した(グラフの※部分)。

(参考)

  • 「5級から1級までの全級合格者」も同様に算出。準2級から2級の合格までは約13カ月(1年超)を要している。

導入により目指すこと

前提

英検はこれまで高校1年生で準2級、高校卒業時に2級の取得を目標としたレベル設定をしてきた

  • 確実にCEFRの「Independent User」に近づきつつあることを証明し、学習者の意欲や自信を高める
  • 準2級と2級のギャップを埋めることで、学習者に身近な目標を提供する
  • 小さな成功体験の機会を提供することで、学習者のモチベーションの維持・向上を図る
  • 「高校生の学び」に寄り添い、高校2年生にふさわしい英語力が身につけられていることを客観的に示す

準2級プラスが測る英語力

  • 準2級は日常生活における簡単な理解(読む・聞く)や産出(話す・書く)の能力を中心に測定し、学習指導要領の英語コミュニケーションIやCEFR A2レベルの能力記述文が表す英語力を中心に測定。
  • 一方、2級は社会的な話題を扱い、より高次の認知的活動に求められる英語力を測定し、学習指導要領の英語コミュニケーションIIIやCEFR B1レベルといった、「Independent User」を念頭においた英語力を中心に測定。
  • 準2級プラスは、準2級と2級の橋渡しとして受験者にとって身近な社会的話題について扱う予定。語彙や統語的構造などは2級より認知的負荷が低いものとし、準2級よりは抽象度が高い話題について、詳細で具体的な情報を処理する力を測定。

よくあるご質問

Q.新設級導入による既存級の出題範囲、出題形式等変更がありますか。

準2級プラスを新設することによる既存級の出題範囲、出題形式等に変更はありません。

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Q.既存級の難易度設定や名称に変更がありますか。

既存級の難易度設定や名称に変更はありません。

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Q.準2級プラスの試験時間(一次試験、二次試験)は何分になりますか。

筆記 85分、リスニング 約25分、二次試験 約7分になります。

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Q.サンプル問題はいつ公開されますか。

サンプル問題は以下リンク先にて公開しております。詳しくはこちらをご確認ください。

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Q.準2級プラスの受験料はいくらになりますか。

詳細決まり次第、速やかにお知らせいたします。

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Q.英検S-CBTも準2級プラスを実施しますか。

英検S-CBTも2025年度から準2級プラスを実施する予定です。詳細決まり次第速やかにお知らせいたします。

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