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キャラクター作画:姫野よしかず

2020年度 「英検20201 day S-CBT」の予約申込時に必要な3,000円の入金。

ある日の放課後、高校2年生のリュウとミオが会話していると、その3,000円についての話題になりました。

放課後・教室にて

リュウ、英検2020 1day S-CBTを申し込もうと思うんだけど、予約金3,000円が必要って知ってる?

あぁ、知ってるよ。予約金は、検定料の一部分なんでしょ。オレは第1回検定でS-CBTの2級を受験しようと思っているんだけど、予約で3,000円を払って、本申込のときに2級の検定料7,500円から予約金3,000円を引いた4,500円を払うよ。

でもなんで、予約の時に3,000円払わなきゃいけないんだろう?

たしかに、なんでだろう?じゃあ、ケイコ先生に訊いてみようぜ。

職員室にて

あぁ、その話ね。この間、英検協会に確認したから教えるわね。
まず、英検協会は、受験を希望する生徒みんなに受けてもらいたいと考えて、英検S-CBTの準備を進めているそうよ。
英検S-CBTは、2人もこれまでに受けてきた「従来型の英検」のように学校を会場として使わず、全国の「テストセンター」で実施するから、その「テストセンター」設置の準備、試験監督者への事前の研修などにいろいろと準備が必要みたいなの。

テストセンター…。
テストセンターってどんな感じなんですか?

入試に対応する試験だから、セキュリティはしっかりしてて、個別に仕切られたブースにパソコンが設置されてて…。
そうね、こんなイメージかしら。

(イメージ)

へえ!ちゃんと仕切られているから試験に集中できそう!

座席にはPCモニタ、キーボード、マウス、マイク付きのヘッドセットが置いてあるらしいわ。

(イメージ)

ヘッドセットがあれば、周りの音も気にせず、試験が受けられそう!

これまで以上に万全な試験体制を整え、より公平・公正に、そして安全に試験実施するためには、必要な準備と対応だと言えるわね。

実際に試験が始まるのは来年(2020年)の4月からだけど、万全な試験実施のための準備ってたくさんの時間と費用が掛かるんだろうね。

それで、2人は、英検S-CBTの予約金3,000円の件について聞きたいのよね。
まず、英検S-CBTは、「予約申込」と「本申込」の2段階で申込むことは以前伝えたわよね。

はい!

じゃあ、予約金なしで、「予約申込」がスタートしたらどうなると思う?

「予約申込」をしたら確実に席が用意されるって話だし、本当に受験するかどうかは別として、みんな「取りあえず」申し込むんじゃないかな。

あまり考えずに予約申込して、実際は試験を受験しない生徒が増えることは、予想できるな。

英検協会は、予約された方の120%(2割増し)のキャパシティを目安に余裕ある座席数を用意すると発表しているんだけど、もし、予約金を取らずに「予約申込」をした場合、2人が言っているように、用意する座席数が正確なものではなくなるわね。

それで、「本申込」しない人がたくさんいたら、、、

そう。以前、飲食店などで「予約」だけして、実際にお店に来なくて、たくさんの料理が廃棄になった話をHRで話題にしたわよね。お店の方が言っていた言葉覚えてる?

たしか、「料金は後払いだからお客さんは軽い気持ちで予約してくる。一生懸命作ったのに、こんなことが続くとお店がつぶれるかもしれない。」みたいなことを言ってた気がする。

予約をしてくれた人のために、周囲は一生懸命準備する。準備するためには、人が動く。人が動くからもちろん人件費って掛かるよね。材料費だって掛かるし。。。

そうよね。それは、飲食店に限ったことではなく、公共施設を予約した時なんかも同じよね。予約をした時点で、施設の担当者が予約をした人のために動いているのに、当日予約した人が来ずに、施設の利用料が支払われなかったら…。
英検S-CBTだって、「予約申込」をしていた人が大量に受験しなかったら、英検協会は事前に用意した座席の費用だけ掛かって、大変なことになってしまうわね。
英検協会は、公益財団法人だから「利益を追求する」ことに重きを置いていないけど、試験を実施できない、なんてことになったら元も子もないことは2人もわかると思う。

一方で、座席数に上限を設けてしまうと、「これまでも英検を受験してきたから、大学入試でも英検を活用したい‼」という全国の受験希望者が受けられないという事態になってしまうわね。

オレは、中学の時から馴染みがある英検で大学入試も勝負したいと考えているし、ほかにもそういう人は全国にいっぱいいると思う。

もし受験者数の上限を決めれば、英検での受験を希望する人達が受験できなくなる可能性があるし、もし予約金制度がなくて、申し込んだ人の多くが実際に受験しなかったら、せっかく確保した座席や事前研修なんかの準備が台無しになる。難しいな…

公平・公正かつ安全な実施のために、試験監督者への教育や事前研修を行うことや、2人みたいに「英検で勝負したい」と考えている受験生のために座席確保を最優先することの両方を叶えるためには、予約金3,000円は、必要なことかもしれないね。

なんとなく分かった気がする。これまでよりも万全な試験実施のために、会場設置や事前研修などいろいろな人が時間を掛けて動いていること。そしてその準備にお金がかかることは当然だよね。

その通り!
まだ受験に悩んでいる友達がいたら、今から言う2つのことを伝えてね。
まず英検S-CBTは、英検S-Interviewと同じように予約申込する際は検定料の一部として予約金3,000円が必要だということ。
そして、「受験地」や「検定料」と併せて、「自分の得意、不得意」や「テストとの相性」なんかも考えて英語外部試験を選ぶこと。
2人とも勉強、頑張ってね!