「大学入試英語成績提供システム」に
おける2019年度英検®実施概要について

はじめに…
日本英語検定協会がお伝えしたいこと

2021年度入試から大学入学共通テストが始まります。 それは2020年度に高校3年生になる現在の高1生からが対象となります。

ここまではご存知の方も多いのではないでしょうか。

この共通テストの導入にあたり、2018 年 8 月に文部科学省が、
新たに「例外措置」の発表をしました。

そこでは、経済的に困難な事情のある受験生、
および遠隔地(離島含む)の受験生の救済等について示されています。

この発表を受け、英検協会は、こうした受験生が、
他の受験生との間で不公平にならないよう考慮し、
2019年度の「大学入試英語成績提供システム」における英検各方式の実施内容を決定しました。

「大学入試英語成績提供システム」における
2019年度例外措置についての発表内容

本題に入る前に、まずは用語の整理からしていきましょう。

2021年度入試で押さえてほしい用語

センター試験
共通一次試験に代わり、1990年度から国公私立大学を対象として実施。
2011年度からは、AO入試を実施する際に利用を留意することが明記された
大学入学共通テスト
現行の大学入試センター試験に変わり、2021年度入試から実施されるテスト
  • 英語に関しては、外部資格・検定試験の活用が決定
大学入試英語成績
提供システム
2021年度入試から大学入学選抜における外部資格・検定試験の活用を支援するために独立行政法人大学入試センターが設ける具体的な仕組み
例外措置
  1. 高校2年時に大学入試英語成績提供システム参加試験(以下「参加試験」という。)を受検し、文部科学省が公表しているCEFR対照表のB2以上(英検における準1級合格レベル)に該当する結果を有する者で、次の①または②のいずれかの負担を軽減すべき理由があり、かつ、高校の学びに支障がないと学校長が認めた者は、高校3年の4月から 12 月の2回に代えて、その結果を活用することができる。

    <負担を軽減すべき理由>

    1. 非課税世帯であるなど経済的に困難な事情を証明できること
    2. 離島・へき地に居住または通学していること
  2. 受検年度の4月から 12 月を含めた一定期間海外に在住していた者は、受検年度の4月から 12 月に受検した、参加試験と同種同名の海外の試験結果を活用することができる。
  3. 病気等のやむを得ない事情により受検できなかった等の者であって特別に配慮すべきとされた者については、受検年度の前年度の参加試験の結果を活用することができる。
  4. 既卒者については、受検年度の4月から 12 月の2回までの試験結果と併せて受検年度の前年度の試験結果を大学の判断により活用できるよう提供できるものとする。
  5. 各大学は、障害のある受検生の試験結果について、障害の種類や程度によって不利益が生じないよう取り扱うこととする。

 2019年度に高校2年生になる方は要注目

  • 高校2年時にCEFRのB2以上(英検における準1級合格レベル)を取得している方で、家庭が経済的に困難、または離島・へき地に居住・通学している方は、大学入学共通テストにおいてその成績を活用することができる。
  • 病気などの理由でやむを得ず受験年度(高校3年時)に受検ができなかった場合、前年度(高校2年時)の際に受検した大学入試英語成績提供システム参加試験の結果を活用することができる。

上述のとおり、8月の文科省の例外措置の発表を受けまして、英検協会としましては、2019年度、「大学入試英語成績提供システム」における例外措置対応の試験としまして、以下の2つの試験を実施することといたします。

なお本内容は、従来型の英検を2019年度、実施しないということではございません。従来型の英検は、「大学入試英語成績提供システム」を介する入試には採用されていないため、ここでは記載していないまでであり、当該システムを介さない入試を実施する全国の多くの大学では従来型の英検は採用されており、2019年度も変わらず実施いたします。どうか誤解なきよう、謹んでお願い申し上げます。

※従来型英検は2019年度以降も通常通り実施いたします。試験日程等の詳細についてはこちらをご参照ください。

2019年度「大学入試英語成績提供システム」
における例外措置対応の英検の実施概要

  • 2018年3月に発表された、大学入試英語成績提供システムへの参加試験の実施概要から変更となる箇所に※印を記しています。
  • 詳細につきましては、決定次第、速やかにご報告いたします。今しばらくお待ち願います。
  • なお、2020年度につきましてはこの限りではございません。

以上の結論に至るプロセスと協会の考え方につきましては、以下をご参照願います。https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2018/pdf/20181213_2019eiken.pdf

最後に2020年度の「大学入試英語成績提供システム」を介する英検各種の実施概要につきましては、詳細が決定しましたらお知らせいたします。

以上、まずは来年度、2019年度の英検の「大学入試英語成績提供システム」の例外措置対応につきましてご案内させていただきました。

今後につきましては、2019年度「大学入試英語成績提供システム」における上記英検の各方式は、「例外措置対応の英検実施方式」と称させていただきます。

従来の英検と新方式の英検って何が違うの?

 2019年度の英検実施方式

従来型と新方式 いずれも同じ「英検」

  • 出題内容、難易度、採点基準、合否判定、証明書類は全て同じ

【いずれも同じ「英検」資格として利用可能】

  • 英検2020 1 day S-CBT および英検CBTの準1級の実施は2019年11月開始を予定しております
  • 例外措置の適用を希望する高校2年生限定

従来の英検と新方式の問題形式・内容は、全く変わりません。実施方式が変わるだけです。 そこで、新方式の英検が、従来の英検とはどのような違いがあるのかをご紹介します。

  1. 英検(従来型)
    一次試験(Reading / Listening / Writing)の合格者のみが、二次試験(Speaking)を受験します。
  2. 英検2020 1day S-CBT
    Reading / Listening はコンピュータを使用したCBT方式、Writing は紙に文字を書くPBT方式で受験します。 Speaking はコンピュータを使用した録音式の試験となります。4技能全ての試験を1日で受験することができます。
  3. 英検CBT
    Reading / Listening / Writing / Speakingの4技能全ての試験を、コンピュータを使って1日で受験します。Speakingはコンピュータを使った録音式の試験となります。

※英検新方式(英検2020 1day S-CBT)は、従来型の英検、英検CBTと同様、受験級を合格された際に資格として認定されます。

新方式に合わせた受験準備は必要ですか?

 英検(従来型)と比較して……

リーディング、リスニング、スピーキングは簡単なPC操作のみで進行が可能‼ 1日で試験がすべて終了します‼
特にライティングテストでタイピングが必要なため、 PC操作が得意な人におススメ‼

3方式で実施される英検について、「どのような受験準備が必要ですか?」といったお問い合わせが、英検協会に寄せられています。 上記は、英検(従来型)と比較した実施方式別に必要な試験準備です。

英検2020 1day S-CBT
Writingテストは紙に文字を書くPBT方式のため、タイピングが苦手な人でも落ち着いて受験可能です。Reading、Listeningテストはマウス操作などのパソコンの基本的な操作ができることが必要です。
英検CBT
Windowsパソコンの基本的な操作(マウスクリック、キーボード入力)をできることが必要

皆さんの得意・不得意に応じて、実力をもっとも発揮できる実施方式を選んで受験しましょう。

【参考資料】英語外部資格・検定試験において
9割が従来の英検を活用!!(2018年度大学入試)

2021年度大学入試より各大学で、大学入試英語成績提供システムを介する入試と、介さない入試が実施される見込みです。 大学入試英語成績提供システムを介さない入試における英検の活用方法の詳細は各大学の入試要項等をご確認ください。

2018年度大学入試(現大学1年生が受験した入試)での英語外部資格・検定試験を活用している大学のうち、従来の英検はどのくらい採用されているのでしょうか。

まず、推薦・AO入試においては、全762大学中335大学(約44%)が活用し、そのうち、約95%の大学で、従来の英検が採用されています。一般入試においても、全762大学中152大学(約20%)が活用し、そのうち、約90%の大学で、従来の英検が採用されているのです。(旺文社教育情報センター調べ)

推薦・AO入試に限らず、一般入試でも 英語外部資格・検定試験の活用が進む

英語外部資格・検定試験を活用する大学数

推薦・AO入試

一般入試

その中でも英検の採用率は90%を超えている

大学における英語外部資格・検定試験の採用率

推薦・AO入試

一般入試

保護者の皆様、教育関係者の皆様へ

大学入試が今後大きく変わっていくなかで、日本英語検定協会は公益財団法人として、高校生の皆様が大学入試に向けて安心して英語学習に取り組むことができますよう、また、高校生の学習を支えていらっしゃる保護者様ならびに教育関係者の方々にも、お役に立てるべく最新の情報を随時ご提供し、英検をはじめとする各種資格・検定試験を円滑に運営してまいります。

引き続き、英検を英語学習の道しるべとしてご活用いただきながら、大学入試においても、各大学の活用状況に応じてご受験いただけますようお願い申し上げます。

  • 本ページ記載内容は、2018年12月現在の公開情報および日本英語検定協会の見解となります。2019年度以降の入試への英語外部資格・検定試験の活用につきましては、各大学から今後発表される入学者受け入れ方針や募集要項などを必ずご確認ください。

よくあるご質問と回答

英検の各方式で、合否判定方法やCSEスコアなどに違いはありますか?

違いはありません。出題内容、難易度、採点基準、合否判定方法など、全て同じです。 英検CBTを含め、いずれも同じ「英検」資格として利用可能です。

今後、どの方式の英検を受験するのがよいですか?

「大学入試英語成績提供システム」を介した入試を目指す場合は、「英検2020 1 day S-CBT」「英検CBT」をご受験ください。 「大学入試英語成績提供システム」を介さない場合、引き続き英検(従来型)をご受験いただけます。

実用英語の普及・促進、英語力向上のため、英検協会は、英検(従来型)の実施・運営を継続します。大学入試についても、私立大学での一般入試をはじめ、「大学入試英語成績提供システム」を介さない大学入試では、従来型の英検をご利用いただけます。

どの方式で受験しても、同じ価値の資格ですか?出願の際に有利不利は発生しませんか?

同じ資格です。新方式でも級認定されます。
出願に際し、有利不利は発生いたしません。

現在取得している英検資格はなくなりませんか? これからも有効ですか?

取得した英検資格は半永久的なもので、今後も有効です。 現行の英検(従来型)は、今後も変わらず年3回実施し、引き続きご利用いただけますので、ご安心ください。

将来、現行の英検(従来型)はなくなるのですか?

現行の英検(従来型)は、今まで通り引き続きご利用いただけますので、ご安心ください。 新方式におきましても、運営方法以外は、現行の英検(従来型)と問題構成や級認定、技能別スコア等、全く同じものです。

英検(従来型)が大学入試英語成績提供システムの参加要件を満たさなかったのはなぜですか?

一次試験の合格者のみが二次試験を受験できる仕組みとなっており、参加要件第4の3(1回の試験で英語4技能の全てを(中略)評価するものであること)を満たしていると確認できないと判断されたためです。

現在、高校1年生で、英検2級を取得しています。 2020年度以降に大学受験する際、再度英検を受験する必要がありますか?

「大学入試英語成績提供システム」を介さない推薦・AO入試や一般入試におきましては、取得済みの英検資格をそのままご利用いただけます。ただし、大学によってはそれぞれ独自の有効期限を設けている場合もございますし、入試要項が変更されるかもしれませんので、各大学の入試要項をご確認ください。 2020年度以降に「大学入試英語成績提供システム」を介した「大学入学共通テスト」等の受験が必要な場合、高校3年生の4月から12月の期間に、新方式の英検を受験いただく必要があります。

「大学入学共通テスト」利用の大学を志望する生徒に対して、高校2年生までの期間、どの英検を受験させるのがよいですか?

英検(従来型)と新方式の英検は、問題構成や級認定、技能別スコア等、全く同じものです。受験方法(英検CBTはコンピュータで受験、 英検2020 1 day S-CBTと英検CBTは一次試験とSpeakingテストを同日実施 )が異なります。 高校2年生までは、英検(従来型)を受験いただき問題構成等に慣れていただくことをお勧めします。

2020年度以降に「大学入学共通テスト」等の受験が必要な場合、高校3年生の4月から12月の期間に、新方式の英検を受験いただく必要があります。実施級や実施方式、試験日数に合わせて、最適な新方式の英検をご受験ください。

一次免除資格があれば、英検2020 1 day S-CBT、英検CBTの二次試験から受験することはできますか?

英検(従来型)で一次試験免除資格を取られた方は、英検2020 1 day S-CBT ・ 英検CBTのSpeakingテストのみをご受験いただくことはできません。

英検CBTの具体的な内容を教えてください。

英検CBTウェブサイトをご覧ください。
http://www.eiken.or.jp/cbt/

英検CSEスコアはCEFR対照表にどのように対応していますか?

「各種目的に応じて求められる英検の品質についての考え方、ならびにその活用に関するガイドライン」ページをご覧ください。
http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/itemguideline.html

特別措置について教えて下さい。

従来型の英検は毎回幅広い対応を行っております。 (http://www.eiken.or.jp/eiken/apply/#anc04
2019年度実施する「英検CBT」「英検2020 1 day S-CBT」については、今後速やかにウェブサイトにてご案内いたします。