事業内容   実用英語の習得及び普及向上に繋がる研究
及び事業に対する助成事業

研究助成制度

英語教育の発展に寄与する研究をサポートする制度

「英検 研究助成制度」は、英語教育の普及・発展と英語能力テストの質的向上を目的に1987年にスタートしました。全国の小学校・中学校・高等学校・高等専門学校の先生方、大学院生の方から研究テーマ(企画)を募集。英語教育やテスティングの専門家による選考を経て、入選者に助成金を交付して、研究を支援しています。例年、2月に研究テーマ(企画)の募集を開始し、7月に入選者が決定します。その後、入選者は約1年をかけて、専門家の助言を得ながら、報告書を完成させます。この制度は広く長く英語教育関係者の間で活用され続けています。

募集テーマ

研究部門
<英語能力テストに関する研究>

英語学習者の英語能力向上に資する基礎及び応用研究または英語能力の測定と評価等の研究の報告とする。

実践部門
<英語能力向上をめざす教育実践>

小学校、中学校、高等学校の英語教育現場の中で児童・生徒の英語学習を促進させるための効果的な英語指導法等に関する実践の報告とする。

調査部門
<英語教育関連の調査・アンケートの実施と分析>

小学校、中学校、高等学校の英語教育をより充実させ、効果的に推進するために必要な調査の報告とする。

研究助成金

  • 助成金交付額 …… 各部門30万円以内
  • 入賞対象件数 …… 15件以内(全部門あわせて)

※いずれの部門も、助成交付額に相当する研究内容であることを選考の条件とします。

応募資格者

  • 小学校・中学校・高等学校・高等専門学校で英語教育に携わる教員の方
  • 英語教育に関わる研究を専攻する大学院に在籍する方

※応募条件の詳細は、下記英検 英語教育研究センターのページにてご確認ください。

第36回「英検」研究助成 入選テーマ(敬称略)

【研究部門 3件】
中学生及び高校生の英語学習エンゲージメントに関する実証的研究: 文脈的モデルの妥当性検証

明治大学大学院 在籍 樫村 祐志

結束性指標に基づく日本人英語学習者のエッセイライティングスコアの予測

筑波大学大学院 在籍 久保 佑輔

英検の長文テキストの読解に接辞の知識はどれくらい必要か?
ーMorpholex Affix Profilerを用いた検討ー

筑波大学大学院 在籍 駒野 樹

【実践部門 4件】
ディベートスキルとジャッジスキルの向上を目指した高校生英語ディベート初心者への効果的なフィードバック

福岡県立春日高等学校 教諭 坂口 寛子

明示的知識を外化して正確性の向上を目指す指導の効果
ー長期的な筆記ランゲージング・エピソードの分析を中心にー

筑波大学附属高等学校 教諭 髙木 哲也

ディスカッション活動において高校生の発話の論理性を高める取組

広島県立安芸府中高等学校 教諭 久山 慎也

メモによる「概念化」がスピーキングにおける「即興力」に及ぼす効果の検証
ー 用法基盤モデルに基づいたスピーキング指導を通してー

秋田県立秋田南高等学校 教諭
(昭和女子大学大学院 在籍) 吉澤 孝幸

【調査部門 2件】
日本語母語英語学習者が使用する定型表現の分析
ー「話すこと (やりとり)」と「話すこと (発表)」の技能育成をめざしてー

筑西市立明野中学校 教諭
(筑波大学大学院 在籍) 小出 凱渡

MTを学習ツールとするための考察
ー英作文を学ぶ大学生を対象とした量的、質的調査ー

関西大学大学院 在籍 湯浅 麻里子

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