実用英語技能検定 二次試験へのICレコーダー導入の先行実施につきまして

公益財団法人 日本英語検定協会

平素より実用英語技能検定(英検)をご受験いただき誠にありがとうございます。

私ども英検協会では、来年度、平成28年度第1回の二次試験より、全国すべての会場の面接室に大学入試用のTEAPと同様、ICレコーダーを設置し音声録音を実施することに照準を定め、ただいま準備を進めております。つきましては、全国に先駆け、平成27年度第3回二次試験(2月21日)より東京の全会場でICレコーダーの導入を先行実施させていただきます。

昨今、大学や高校入試におきまして、英検をはじめとする資格・検定試験が急ピッチで採用されてまいりました。こうした世の中の動きに迅速に対応し、英検をより公平で公正なる試験実施へと改善していくことが公益財団法人としての私どもの使命と考えております。

一方、これまで二次試験の実施後に、「試験中に面接委員の携帯電話が鳴った」、「外で騒音がしてて聞こえにくかった」といったご意見やクレームが英検協会に寄せられるケースがございます。こうした事態におきましては、これまでは、その教室担当の面接委員へのヒアリングや面接カード(解答用紙)の記入状況に基づき皆様にご説明申し上げておりましたが、面接室は密室ゆえに事実把握をしきれないところもあり、皆様の寛大なるお心のもとにご理解を頂戴しておりましたが、こうした状況下でしっかりとした状況証拠のもとにご説明申し上げきれないところもあったかもしれません。

以上におきまして、私ども英検協会としましては、英検の面接室を開かれた場とし内部の状況をきちんと把握することが、受験者の皆様へのさらなる公平・公正なる試験の実現と認識し、冒頭のとおり、来年度、平成28年度第1回の二次試験より、全国すべての会場にICレコーダーの導入を検討させていただいた次第でございます。中でも東京会場におきましては、全国的に受験者数が最も多いこともあり、一刻も早い段階でICレコーダーの導入を実現する必要があるとの判断から、掲題のとおり、全国に先駆け、今回の二次試験から導入をさせていただきました。

どうか上述の趣旨をご理解頂きますよう謹んでお願い申し上げます。