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お客さまの声

Linguaskill BusinessとGCASは、実際のビジネスシーンを想定した、実務的な内容で構成されています。
ご活用いただくことで、最適な人材の採用や配置が可能となり、企業の業績アップにつながります。

Linguaskill Business活用事例
日本製鉄株式会社様

弊社では、「グローバル粗鋼1億トン・連結事業利益1兆円」ビジョンを実現するため、経営戦略の一つに海外事業の深化・拡充を位置付けております。この実行にあたっては、社員が自立的に意思疎通を図ることのできる英語力を具備することが必要不可欠です。

従前、リーディングとリスニングを測定する試験を実施しておりましたが、より実践的な英語コミュニケーションスキルの測定を目的とし、2021年よりLinguaskill Business Speaking Testを導入しました。あわせて、管理職到達までに一定水準に達すること、管理職以降も更に高い対話力水準に到達することを求め、Linguaskill BusinessのCEFR Band(スコア)を資格昇格の要件としました。これにより、社員の自ら学ぶという姿勢が更に醸成され、着実に英語力の底上げに繋がっております。

今後も、社員の英語力向上に資する教育施策を強化し、海外の最前線で活躍できる人材の育成を進めて参ります。

Linguaskill Business活用事例
三井物産株式会社様

当社において英語力は、世界中の顧客との交渉のみならず、海外拠点の現地社員との意思疎通のためにも、必要不可欠であり、社員にとって標準装備です。
当社社員に求められる英語力は、「相手から情報を受け取る(聞く、読む)」受動的な能力と共に、「自ら積極的に発信する(話す、書く)」能動的な発信力が備わっている必要があります。

1970 年代以降、英語4技能(聞く、読む、話す、書く)を測定する試験を採用してきた中、2008年より世界基準の英語能力試験として評価の高いBULATS(現:Linguaskill Business)を導入し、社員には海外赴任の要件として「B2 以上(CEFR 基準)」を取得することを求めています。

グローバルネットワークが拡がり続けるいま、社員にはより実践的な英語コミュニケーションスキルを高め、多様な価値観や文化を持つ人達と協働できる人材として活躍することを期待しています。

Linguaskill Business活用事例
日光ケミカルズ株式会社様
(写真左)経営企画室 田中真裕子様、
(中央)執行役員 総務部長兼情報セキュリティー管理室室長 吉岡勝彦様
(右)総務部総務グループチーフ 菅野完様

社員全員をグローバル市場で“活躍”できる人材に育てる
日光ケミカルズ株式会社は、化粧品を中心とした化学品の製造販売を主にビジネスを展開しています。海外への展開も積極的に行っており、40ヵ国以上との取引があります。現在は、Made in Japanの化粧品ニーズの高まりやアジア圏を中心とした化粧品市場の広がりを背景にさらなるグローバルでのプレゼンス拡大を目指されています。 さまざまな社員教育を充実されている中で、2018年よりBULATSを導入いただきました。2019年からはBULATSからリブランディングされたLinguaskill Businessのスコアを社員の昇進・昇格要件としたスキームを構築され、本格的な活用に向けた準備を進められる予定です。今回は、執行役員 総務部長 吉岡 勝彦様、総務部 総務グループ チーフ 菅野 完様、経営企画室 田中 真裕子様にLinguaskill Businessを導入いただいた経緯や活用方法についてお話を伺いました。

グローバル人材育成に力をそそがれたきっかけについて
吉岡様:今や取引のマーケットが全世界に拡大し、国際部ではスタッフの半数が外国籍のため英語を公用語としています。一方で国際部のみならず、バックオフィスの社員も英語を使い海外とビジネスを行う機会が増えています。社員にはビジネスにおいて自分の思いや価値観を発信し理解してもらうスキル・英語力身に着けて欲しいと考えました。その中で、社員の英語レベルを組織として適格に把握するため、定期的に英語力測定を行うことにしましたが、従来は、Reading&Listeningの測定のみを行っており、テストで高得点でも実際のビジネスの場で英語を使った業務ができるとは言えない状況でした。…

Linguaskill Businessを導入された経緯について
菅野様:Linguaskill Businesはコンテンツがビジネスに特化しており、より実践に即した英語力を測ることができる点、また短時間でスキル測定が行えるという2点が現状の課題解決に繋がると捉え導入を決めました。Linguaskill Businessは短時間でSpeaking、Writing、Reading&Listeningの4技能すべての測定が可能であることが大きな魅力です。 田中様:以前行っていた英語力測定試験では、試験が形式的なものとなり、社員は点数を伸ばすための勉強が中心となり、実践的な英語力の向上という点では課題がありました。社として、英語を使う人はより話せるように、使わない人でもその部門に求められるレベルは最低限もっていてほしいという思いから、より実践に近い英語力測定試験の導入を決めました。2018年に受験をした社員からも受験する意味のある試験だという声があがっています。

試験結果の活用方法について
田中様:日光ケミカルズグループでは、2021年度よりLinguaskill Businessのスコアを各社・各部門の昇進・昇格の要件として活用する予定です。スキーム構築に向けプロジェクトメンバーで集まり、必要な英語力や使用頻度に合わせて部門・等級ごとに必要とされる英語レベルを設定しました。レベルの設定には苦労しましたが、社員がモチベーションをもって学習に励むきっかけになってほしいと考えています。今後も設定した内容が妥当かどうか確認、検証し本格始動に向け準備していきます。 吉岡様:英語を習得した社員には活躍のチャンスを多く与えています。現在の役員も日本に身を置きながら苦労して英語を習得し、場に応じてバイリンガルで業務を遂行しています。英語を学ばされているという意識ではなく、モチベーションをもって英語を学び、自身のスキルアップにつなげてほしいです。将来的には、外国籍のメンバーがいる会議では英語でコミュニケーションを行うなど社員が場に応じて柔軟な対応力を備えた人材になることを目指しています。

今後のグローバル人材育成について
田中様:英語試験の成績が昇進・昇格にかかわるようになったことで勉強方法や成績アップの方法について問い合わせが増えており、社員の英語学習のモチベーションにつながっていると実感しています。しかし、実状としては勉強に時間を割くのが難しく、効率的な学習方法について質問を受ける機会も増えました。やる気のある社員をサポートしていけるよう、今後はスキルアップにつながる英語の学習方法について検討していく方針です。自身がスキルアップすることで仕事の幅が広がり、より仕事が楽しいと思っていただける職場づくりを目指しています。 吉岡様:英語教育以外にも、日本国内でのMBA取得時の補助や、海外でのビジネス学習の機会を設ける、といった取り組みを行ってきました。人材教育を手厚く行うことの根底には社員を大切にしたいという思いがあります。英語学習を通じて、社員全員がグローバル市場で“活躍”できる人材となることを願っています。 

グローバルネットワークが拡がり続けるいま、社員にはより実践的な英語コミュニケーションスキルを高め多様な価値観を受け入れ、異文化の人々と協働できる人材としての活躍を期待しています。

Linguaskill Business活用事例
株式会社MagicPod様

社員の英語スキル向上に注力されたきっかけは何ですか?
事業の海外展開を進めていくため、社員の英語力向上への取り組みを強化しました。海外展開していく中で英語でのやりとりが増えることを想定し、現在は社内資料やチャット、ミーティング等も英語で行っています。


英語力強化への取り組みに対し、社員からの戸惑いの声や反発等はありましたか?
海外展開は社員も常々意識している目標なので抵抗感はありませんでした。採用時にも社内公用語が英語であることを伝えており、入社後も全員が当たり前のように英語学習に取り組んでいます。

Linguaskill Businessを導入した経緯
数年前、英語力を人事評価項目に反映しようという話が出た際に、法人の一括申込が可能なCEFR準拠のLinguaskill Businessを導入することを決めました。実際に利用してみて、導入・運用のハードルも低いと感じています。

英語研修の取り組み内容について
福利厚生の一環で、動画学習やオンライン英会話レッスンの受講が可能な英語学習プラットフォームを導入しています。3か月ごとに社内で利用希望者を募っています。他にも社員が希望する学習サービスがあれば、CEOと相談をして利用を認めています。

試験結果の活用方法
弊社ではLinguaskill Businessのスコアを昇給に取り入れています。具体的には、テストスコアに一定の基準を設けて数値化し、業務評価に加点する形式で人事評価を行っています。また、社内ポータルに全員のスコアを公開し、お互いのスコアが確認できるようにしているのですが、イベントのように英語学習のモチベーションが高まっていくのを感じています。

今後の人材育成に対する思い
創業当初は英語学習に対する意識はそれほど高くありませんでしたが、ビジネスを世界へ拡大していくためには英語学習への取り組みは避けては通れません。全社として向かう目標が明確なこともあり、社員自身も英語スキルの重要性を理解し、積極的に英語学習に取り組んでいます。今後も、社員全員が海外顧客とのやり取りで困らないビジネス英語力を備えるため、積極的に社員の英語スキル習得への投資を行っていきたいと考えています。


株式会社 MagicPod 代表取締役 伊藤 望 様

Linguaskill Business活用事例
ZACROS株式会社様
人財戦略部人財開発課長 植竹由人様
人財戦略部人財開発課 宮谷香帆様

海外とのやり取りについてお聞かせください。
ZACROS株式会社は、2024年10月1日に藤森工業株式会社から社名が変わりました。創業80周年(1994年)を機に、グローバル展開の拡充を意識し制定したブランドネームです。Z(究極・未知)とギリシャ語のACRO(頂点・先端)を組み合わせたもので、常に未来を見つめ、新しい可能性を追求し続ける企業でありつづけたいという思いを込めています。
この企業姿勢は創業当時から変わらず、祖業の包装資材は、経済成長著しい中国やインド、東南アジア、北米にも展開しています。また、東アジアでは情報電子系のディスプレイ分野で世界トップシェアの製品もあり、海外出張も盛んです。さらにアメリカやヨーロッパでは、先端医療領域で包装に止まらないビジネスを展開しています。

英語力をどこまで重視していますか?
人財戦略部人財開発課長 植竹由人様:2014年の100周年を機に、グローバル展開や海外投資を更に強めていく方針を固めました。その結果、当然英語の必要性が浮き彫りとなり、人事の取り組みを強化してきました。新卒採用では海外赴任の可能性を伝えるとともに語学力も確認するようになり、キャリア採用では英語でビジネスを動かした経験を確認するようになりました。その一方で、入社後は海外赴任や昇級に英語力を直結させることはなく、事業運営や生産管理等の実業に必要なスキルを磨くことを重視しています。実際に海外赴任する人財は事業の経験・知見に基づき選定し、語学力が不足していれば補うというスタンスです。その可能性が誰にでもあるからこそ、個々人の学習意欲を尊重し手上げ式で研修を受講する仕組みとしています。

教育プログラムのなかでLinguaskill Businessをどのように活用されていますか?
人財戦略部人財開発課 宮谷香帆様:社員の英語スキルを大きく2つに分け、それぞれのレベルに合う研修を行っています。まずは、基礎から学びたい職員には通信教育の受講を用意しています。そして、海外交渉の多い中級レベルの社員には、ワンランク上の顧客対応を可能にするライティングとスピーキングのe-learningを提供しています。この層はキャリア意識や自己研鑽の意欲も高いため、効果測定としてLinguaskill Businessを受験し、テスト結果を次の研修内容や各自のブラッシュアップ方針につなげる改善サイクルを用いています。以前はTOEIC® Listening & Readingのテストだけで基礎力を測っていましたが、海外に通用する力を見極めようということで、Linguaskill Business(当時BULATS)を2018年から導入しています。

今後の教育への思いは?
海外ではリーダーシップやマネジメント、何を成し遂げにきたのかという思いなど、体幹の強さが重要だと考えています。常に未来を見つめ、新しい可能性を追求し続ける企業であり続けるために、体幹の強い人財の育成を形にする方法がないか模索しています。英語についても、海外では現地スタッフの言語サポートを介さずに、自分の言葉で相手とのコミュニケーションを取れることが理想だと考えています。英語力をつけ未来に繋がる仕事が出来るよう、人事としてサポートしていきたいと考えています。

GCAS活用事例
コルベンシュミット株式会社様

社員の英語スキル向上に注力されたきっかけは何ですか?
弊社の母体となったのは日本企業ですが、20年ほど前にその事業の一部が外国企業に買収され、100%外資系企業となりました。もともと社内に英語ができる人は多くなく、限られた人のみが海外とのやり取りを担ってきました。これまで、週一回講師を招いて英会話レッスンを行うなどの取り組みも行ってきましたが、思うような成果が出ていませんでした。そこで、5年ほど前から英会話講師の経験がある私を中心に、まずはお金を掛けずに、また、「教えてもらう」スタンスより「一緒に頑張ろう」の機運を高めて、社内で工夫しながらみんなで英語学習に取り組んでみようという話になりました。

英語力強化への取り組みに対し、社員からの戸惑いの声や反発等はありましたか?
会社の指示で英語学習に取り組んでいる社員の多くは理系で、そもそも口数の少ない者が多いこともあってか、スピーキングテストの導入を決めた際は抵抗感を示す社員が多くいました。特に、GCASのようにテストの中でネイティブスピーカーから自分の意見に対して反論されるのは少し怖いと感じる社員もいるようですが、それも良い機会として楽しんでもらいたいという思いで受験をしてもらっています。

GCASを導入した経緯
英語学習を長く続ける社員の中には、はっきりした学習効果を感じられないまま時間が経過してしまい、いつまで学習を続ければよいのか悩んでしまう者もいました。
そこで、社内できちんと目指すべきゴールを決めようという話になりました。特にスピーキングは外部テストを活用する必要性を感じ、いくつか比較・検討したうえでGCASの導入を決定しました。GCASは受験時間が約15分と短いため、社員の業務時間を長時間拘束することなく、オンラインで手軽に受験できる点が魅力だったことに加え、普段外国人とコミュニケーションをとる機会の少ない社員にとっては外国人と直接話せるテストであるところも決め手の一つでした。

英語研修の取り組み内容について
社員をレベルに応じて2つのクラスに分けて週一回のレッスンを行っています。
初級クラスでは、まずは基礎固めとしてTOEIC® Listening & Readingのスコアアップを目指して学習に取り組んでいます。一方、上級クラスでは英語学習の習慣化をサポートしており、レッスンの他に無料で自己学習できるツールやSNSを活用した英語学習法などを互いに共有して学習に取り組んでもらうよう呼び掛けています。そしてその効果測定としてGCASを活用しています。

試験結果の活用方法
現状は、GCAS CEFR B2到達を英語学習のゴールとして設定しています。まだ到達している社員はいませんが、今後もこのレベルを目指して取り組んでほしいと思っています。


GCAS活用事例
Colorkrew様

GCAS導入のきっかけは何ですか?
全社員がグローバルチームとしての適応力を持つこと、そしてグローバル展開においてビジネスが成功している状態を目指しているColorkrewでは、直近入社してくるメンバーの約半数が外国籍となっています。

これまでは、英語能力の評価指標としてTOEIC🄬 Listening & Reading Testを採用し、英語コミュニケーションにおけるスタート地点である730点を目標に、制度や研修を整備してきました。
しかし、徐々に外国籍のメンバーが増え、業務や社内コミュニケーションを行うにあたり、日常的に英語を使用することが必要な状況に変化しつつありました。
またTOEIC🄬 Listening & Reading Testスコアが目標値に到達するメンバーも増える一方で、ビジネスシーンでの英語能力活用や日常的な英会話レベルにはまだ届いていない状態がありました。
メンバーの学習方法も、昇級、等級維持条件がTOEIC🄬 Listening & Reading Testを指標としているためスコアを取るためのものに偏りがちになっていました。
そのような状況に対応するため、また、ビジネスのグローバル化を加速するため、これまでのTOEIC🄬 Listening & Reading Test指標に加え、新たにスピーキング力の指標としてCEFRを導入することにしました。

CEFRレベルを測るためには様々なスピーキングテストが存在しており、Colorkrewでは以下の点でスピーキングテストを検討しました。

  • テストでは人と直接話すこと
  • 英語の発音だけで英語運用能力が判断されないこと

 

その結果、
英語力(「使用語彙の幅」「正確さ」「流暢さ」「やりとり」「一貫性」)のみならず、実際のビジネスシーンで求められる「発表力」「分析力」「交渉力」も併せて測定できるGCASを導入することに至りました。

試験結果をどのように活用されていますか?
昇級、等級維持条件の正式な指標とすると同時に、英会話レッスンの受講や英語で行われる研修の際のグループ編成の参考として活用しています。

社内の英語スキル向上の取り組みについてお聞かせください。
英語力向上の取り組みについては、「刺激」と「サポート」を上手に活用しています。
制度やサポート体制を利用してColorkrewer(※Colorkrewで働くメンバー)に刺激を与え、やる気を醸成しています。そして即座にサポートを行うことで英語力向上に繋げています。

制度からの刺激

昇給制度におけるTOEIC🄬 Listening & Reading Test・GCASの導入、社内SNS投稿の英語化、全社ミーティングの英語化等、制度やルールから刺激を与え、やる気を促進させています。

サポート体制の拡大

  • TOEIC🄬 Listening & Reading TestおよびGCASの受験料補助制度
  • +α(プラスアルファ)のインセンティブとして、TOEIC🄬 Listening & Reading TestおよびGCASスコアの到達度に応じた手当を支給
  • 英語の学習サポートの拡大

 グループ英会話レッスンの定期開催、いつでも開始できるマンツーマンレッスン、自分に合った学習方法をいくつかのコンテンツから選べるコースなどを常備しています。また異文化コミュニケーションを楽しむために、社内の外国籍メンバーと話す機会(Small Talk/スモールトーク)を英語サポーター(外部委託)とともに実施。
このSmall Talkでは、簡単なディベートをしたり、テーマを決めてプレゼンテーションを行ったり、日本人メンバーから外国籍メンバーへの質問(逆も同様)をしたりして、お互いの価値観や文化を理解する場となっています。

TOEIC 🄬is a registered trademark of Educational Testing Service (ETS).
This website is not endorsed or approved by ETS.

TOEIC🄬はEducational Testing Service (ETS)の登録商標です。
このウェブサイトはETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。

GCAS活用事例
東進ビジネススクール様

「GCASはハイレベルな英語力測定に対応できる貴重なテスト。繰り返し受験して、学習のPDCAを回したい」
企業向けに短期間で成果の出る英語研修プログラムを提供する東進ビジネススクール様。
英語教育推進部長の坂上博様にGCASの活用事例をお伺いしました。

お取組みの概要を教えてください。
東進ビジネススクールでは、企業様向けにビジネス英語研修を提供しています。多くのビジネスパーソンにとって、英語スキルはPCスキルと同様に、必須のスキルと言えます。中でも社員の英語スピーキング力向上を求められる企業様は多く、当社ではそのニーズに応えるべく、オンライン英会話プログラムの提供を行っています。そして、そのプログラムの効果測定のツールとしてGCASを活用しています。

どのようなお客様が多いのでしょうか?
金融系・IT系・メーカー系などをはじめとする、海外に拠点のある企業様や海外事業を展開される企業様が多いです。ここ数年では新型コロナウイルス感染拡大に伴いWeb会議の機会が増えたことから、英語力の中でも特にスピーキング力の向上が急務となっています。Web会議や電話では実際に対面するときと比べニュアンスが伝わりづらい分、それをカバーするだけのスピーキング力が必要とされています。当社ではそのようなお客様にすぐにお仕事で活かしていただけるよう、短期間でのスキルアップを実現するプログラムの提供を行っています。

具体的にどのような研修プログラムを実施されているのですか?
「英語学習動画+オンライン英会話+オンライン自己トレーニング」の東進オリジナルプログラムです。

まず、東進のカリスマ英語講師・安河内哲也先生や、YouTubeで活躍するAtsueigoのAtsu先生(GCASでC2取得)の英語学習動画で、どのように英語を話すかを学びます。その後、アメリカ人講師を中心としたオンライン英会話でのマンツーマンレッスンで、動画で学んだことを実践練習します。このサイクルを繰り返しながら、自己トレーニングとして、リスニング・英文法・英単語・発音を鍛えるオンラインコンテンツを並行して学習し、総合的なスキルアップに取り組んでいただいています。

GCASの導入経緯について教えてください。
様々なスピーキングテストがありますが、これまでに利用したGCAS以外のテストはシンプルにスコアだけが返却されるものや、測定基準が曖昧なものなど、なかなか私たちが理想とするものがありませんでした。それに対してGCASは、プログラム受講者の今後の学習の指針となるアドバイスが多く記載されているスコアレポートと、英語力の高い、ハイレベルな受講生にも対応できるテストである点を魅力に感じました。また、英語スピーキング力(ELS*1)とビジネスパフォーマンス力(BPS*2)それぞれに分かれて詳細な分析がされている点が決め手となり、導入に至りました。

*1 ELS: English Language Skills *2 BPS: Business Performance Skills

実際にGCASを導入されて感じたメリットや、受講生の方やお客様(企業様)の反応を教えてください。
ある金融機関様にご依頼いただき実施した4カ月の研修プログラムにおいて、受講生の皆さんには中間地点と修了時の2回、GCASを受験していただきましたが、ご自身の学習の成果を可視化できた、と好評でした。また、実際に面接官を相手に話す点や、テスト内容が実践的なビジネスシーンである点についても、「楽しかった」「面白かった」との声が聞かれました。研修をご依頼くださった企業担当者様も、プログラム前後での受講生のスキルアップを目の当たりにして「こんなに伸びるのか」と驚いてくださいましたし、GCASのスコアとCEFRにより客観的にプログラムの有効性を裏付けることができました。(※グラフ参照)

一般的にテストと言うと、身体測定のように「ただ測定するためのもの」と捉えられがちですが、繰り返し受験し、定点観測することで「これまでの学習はどうだったのか」「これからどうすべきか」を把握し、PDCAサイクルを回していくためのツールという側面もあると思います。その意味で、GCASは繰り返し受験するのにぴったりのテストだと感じました。

今後のお取組みの展望を教えてください。
GCASは、様々なビジネスの実践的な場面を想定したタスクを含んだテストです。そのため、特にハイレベルな受講生向けに活用ができるテストだと思います。

東進ビジネススクールでは、ハイレベルな受講生向けに、英語でのネゴシエーション、ディスカッション、プレゼンテーションなどの力を強化するプログラム開発を進めていますので、そのプログラムの目標設定や効果測定などにおいて、これまで以上にGCASを活用していきたいと考えています。そして、テストを効果的に活用することで、日本の中にいても英語力はしっかりと身に付けることができる、ということを世の中に広めていきたいです。

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