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オーストラリア留学体験者の声 オーストラリア留学体験者の声

小笠原玲奈さん 都立高校3年生小笠原玲奈さん 都立高校3年生

Q1:英語の勉強は得意でしたか。Q1:英語の勉強は得意でしたか。

オーストラリアでは人の心の豊かさに触れ、成長のチャンスにもたくさん巡りあいました。それを活かし、将来は日本や世界を舞台に、異文化交流を促進する仕事をしたいと思います。オーストラリアでは人の心の豊かさに触れ、成長のチャンスにもたくさん巡りあいました。それを活かし、将来は日本や世界を舞台に、異文化交流を促進する仕事をしたいと思います。

私の母はビートルズが好きで、おかげで私も幼少の頃から英語の音楽に触れていたようです。また、子供向け英語アニメのビデオシリーズを観たり、子供の英語教室に入り、英語の歌を歌ったり、英語で劇を行うなどの経験をしました。それが「英語は楽しい!」と感じる要因になっていたと思います。

しかし、中学校にあがると英語をあまり好きになれなくなりました。英語を「学問」として学び、今までのように英語をただ楽しいと感じられなくなったからです。

複雑な文法構造を淡々と学ぶだけの授業は、無意味で退屈なものに感じました。が、週に一回だけある外国人教師による授業だけは楽しみで、聞き取れないながらも真剣に外国人教師が話す英語を理解しようとしていました。

自分の英語が通じたこと、外国人と会話ができたことに感激し、うれしくてたまりませんでした。自分の英語が通じたこと、外国人と会話ができたことに感激し、うれしくてたまりませんでした。

転機になったのは中学三年の修学旅行のとき。外国人観光客に英語で話しかけ、一緒に写真を撮ってくるという宿題が出されました。私はカタコトの英語で、「キャン ユー テイク ア ピクチャー?」と話しかけました。

外国人に話すのは初めてで、とても緊張したのを覚えています。その人は優しく微笑んで、”Yes.”と言ってくれました。

そのとき私は、自分の英語が通じたこと、外国人と会話ができたことに感激し、うれしくてたまりませんでした。

その感動は今でも鮮明に覚えています。このことによって、「もっと英語の勉強をして、外国⼈と話せるようになりたい!」という強い意志が芽生え、次第に英語を学ぶことに意欲的になり、英語の勉強が好きになりました。

Q2: オーストラリア留学を決めた理由は何ですか。Q2: オーストラリア留学を決めた理由は何ですか。

中学生の頃には自然と海外に行ってみたいという気持ちが芽ばえ、しかも「行くならオーストラリアがいいな」と思っていました。中学生の頃には自然と海外に行ってみたいという気持ちが芽ばえ、しかも「行くならオーストラリアがいいな」と思っていました。

留学のことを漠然と考え始めたのは、私が中学二年生の頃のことでした。

父がオーストラリアに仕事で二週間単身赴任をしました。帰国後、父はたくさんのお土産と写真とともにオーストラリアのことを話してくれました。父が撮ったコアラやカンガルーの写真を見ながら、「オーストラリアっていいところなんだな」と思いました。

そのことがきっかけとなり、私はオーストラリアという国に興味を持ち、テレビや雑誌でこの国のことが取りあげられていると、それに目を通すようになりました。その興味はだんだん「この国に行ってみたい」という気持ちに変わりました。海外で生活することに夢とあこがれを抱き始めたのもこの頃で、「留学するならオーストラリアへ」と思うようになったのです。

その後、東京都の「次世代リーダー育成道場」に参加したことが一つのきっかけとなって、オーストラリアへの留学が実現しました。

Q3: 留学先の町や学校の雰囲気はどのような感じですか。Q3: 留学先の町や学校の雰囲気はどのような感じですか。

今までオーストラリアのいろいろな土地をめぐりましたが、私の中ではCaloundraが一番お気に入りの町です。今までオーストラリアのいろいろな土地をめぐりましたが、私の中ではCaloundraが一番お気に入りの町です。

私が滞在していた町Caloundraは、綺麗なビーチに囲まれた海の町です。真っ白な広い砂浜と澄んだ青い海が、この町に沿って続いています。

海の見える、広々としたきれいで穏やかな街並みが広がっています。

都会からは離れていますが、商店街やショッピングセンターもあり、生活をするには十分な町です。週末には商店街で市場が開かれ、地元の人達でにぎわいます。

夏は放課後や休日、よく友達とビーチに泳ぎに行きました。また、学校近くのショッピングセンターに寄って買いものをしたり、そこにあるカフェでおしゃべりをすることも。友達の家にそのまま遊びにいくこともあります。

休日は友達と少し遠出をして、電車に二時間乗って大きな町に買い物に出かけたりもしました。Caloundraにある小さな映画館で映画を見ることもありました。

学校の授業は、すべて自分で選択・変更ができます。日本の学校制度とは異なる、個性を尊重したおもしろい制度だと感じました。学校の授業は、すべて自分で選択・変更ができます。日本の学校制度とは異なる、個性を尊重したおもしろい制度だと感じました。

私が通った学校Caloundra State High Schoolは、Caloundraにある山の上に建つ大きな学校です。校舎の数は10以上もあり、教科や用途別に校舎がわかれています。初めてこの学校を訪れたときは、「これが本当に学校!?」と、その広さと校舎の多さに驚かされました。

だから、授業はどれも教室を移動する必要があります。英語なら英語の校舎、数学なら数学の校舎・・など。同じ校舎内で、同じ教室でほとんどの授業を受ける日本の学校とは大きな違いだと思います。

毎日いろいろなクラスメイトと関わることができるのは、広い人間関係を築くうえで大切なことだと思いました。毎日いろいろなクラスメイトと関わることができるのは、広い人間関係を築くうえで大切なことだと思いました。

日本のような特定の「クラス」はここの学校には存在しません。生徒は全員、自分で取りたい教科を取り、変えたいときには変えることができます。そのため、一人一人が異なる時間割を持つことになります。日本の制度とは異なる、個性を尊重したおもしろい制度だと感じました。

授業ごとに異なる教室に出向いて異なるクラスメイトと一緒に学ぶ、これが、私が学校生活で慣れるのに最も時間がかかったことです。

ここでは日本のように「特定の友だち」を作り、一日中彼らと時間を共にする、ことはできません。出向いた教室ごとに新しい人間関係を作る必要があったからです。これは予想以上にむずかしいことでしたが、教室ごとに仲の良い人ができると、いつの間にかいろいろな人と知り合いになっていました。

Q4: 英語の苦労はありますか。Q4: 英語の苦労はありますか。

英語の困難を乗り越えるためには、日常的な英語の学習が大切だと思います。英語の困難を乗り越えるためには、日常的な英語の学習が大切だと思います。

授業は、数学、英語、体育、家庭科、美術などを取りました。内容は特別にむずかしいわけではありませんが、すべての教科で大きな課題が出るため、授業よりそれを終わらせることが大変です。

数学以外は大体1000語以上の長い文章を書かされるため、なかなか大変です。わからないときはすぐ先生に質問をするようにしていました。先生は留学生には特に親切に教えてくれるため、毎回助けられました。

初めの三か月間は英語があまり聞き取れず、話せず、とても苦労しました。

しかし日々英語に触れ、勉強をし、話そうと努力した結果、今では大体の英語は聞き取れ、すらすら話せるようになってきました。

しかし、むずかしい内容の話になると理解できなかったり、言いたい単語が出てこないときがあります。単語、文法などの知識がなければ、相手の言葉を聞き取れても、内容を理解することは困難です。例えば、政治などの話では単語がわからないために理解できないこともあります。文章を読むとき、書くときにも同じことが言えます。

それを克服するため、毎日欠かさず英語の勉強をしています。放課後や休日、予定や課題がない時などを勉強にあて、英単語、英熟語、語法、文法、長文問題など、ひととおり勉強するようにしています。英語の困難を乗り越えるには、このような日常的な英語の学習が大切だと思い、今も続けています。

Q5: ホストファミリー、友人、先生について教えてくださいQ5: ホストファミリー、友人、先生について教えてください

ホストマザーには『一人ではない』という安心感と、がんばる勇気をもらい、不安や困難を乗り越えることができました。ホストマザーには『一人ではない』という安心感と、がんばる勇気をもらい、不安や困難を乗り越えることができました。

オーストラリアの人たちは概して他人に優しく、助け合いの精神を持っていると思います。留学生活を始めた頃の私は、ホストファミリー、学校の先生、生徒に毎日のように助けられていました。

彼らは私が助けを求めれば、すぐに手を差しのべてくれました。ホストマザーは私を気づかってくれ、学校生活がうまくいかず、ひどく落ち込んでいたときには、「大丈夫?」と問いかけ、散歩に連れて行ってくれたこともあります。張りつめた気持ちがほどけて泣いてしまった時には、私を優しく抱きしめてくれました。彼女からは自分が一人ではないという安心感、がんばる勇気を与えられ、それを糧に不安や困難も乗り越えることができました。

学校の先生は、質問すると、私が理解できるまで説明してくれました。私が困っているときには、「これはね・・」と教えてくれる生徒もいました。

初めの頃は英語がほとんど聞き取れず、友達もなかなかできませんでした。そんな私を毎日のように遊びに誘ってくれたのが、同じ留学生であるブラジル人のホストシスターでした。彼女が私を自分の友達の輪に入れようと努力してくれたおかげで、私も友達を作ることができました。

彼女の助けがなければ、私はどうしたらいいかわからないまま、しばらくは友だちのいない日々を過ごしていたと思います。

Q6: 留学によって、自分が変わってきた、新しい自分に気づいたことがあれば教えてください。Q6: 留学によって、自分が変わってきた、新しい自分に気づいたことがあれば教えてください。

多くの人たちに助けられ、手をさしのべてもらったことに気づき、感謝するようになりました。多くの人たちに助けられ、手をさしのべてもらったことに気づき、感謝するようになりました。

私はオーストラリア留学によって、自分はいつも誰かに支えてもらっているということに気づきました。

このことは、留学以前からわかっているつもりでしたが、本当の意味では理解していなかったと思います。留学生活が始まってからは自分の力だけでは思い通りにいかないことが多く、辛い思いをたくさんしました。その困難を乗り越えることができたのは、多くの人たちに助けられ、いつも誰かが手をさしのべてくれたからです。

一人では乗り越えられない困難も、誰かがいれば乗り越えられる。自分は一人ではない。このことを、その人たちに気づかせてもらいました。

同時に、日本にいたときには当たり前だと思っていたことにも感謝をするようになりました。日本に帰ったらまず、家族や先生、友人に「ありがとう」を伝えたいですね。

文化に焦点を当て、日本と海外諸国との相互理解を促す手助けをしたい。文化に焦点を当て、日本と海外諸国との相互理解を促す手助けをしたい。

私は将来、日本や世界を舞台に異文化流事業の促進に携わる仕事をしたいと思っています。

人間関係もそうですが、争いや不和な関係は、互いのことを理解できないことからはじまるのでしょう。逆に言えば、相手の背景を理解し、自分も相手に理解してもらえれば、対立的なものが薄れて良好な関係が生まれます。

私は「文化」というものに焦点を当て、日本の文化を世界に伝えて日本を理解してもらい、同時に日本にも海外の文化を発信して、日本と海外諸国との相互理解を促す手助けをしていきたいと考えています。

Q7: 後に、オーストラリア留学に興味のある後輩にメッセージをQ7: 後に、オーストラリア留学に興味のある後輩にメッセージを

留学は人を大きく成長させてくれるもの。留学後は、成長したあなたにしか見えない、新しい世界が広がっています。留学は人を大きく成長させてくれるもの。留学後は、成長したあなたにしか見えない、新しい世界が広がっています。

オーストラリアには世界でも貴重な動物達や自然にあふれた、とてもすてきな国です。でも、オーストラリアの魅力はそれだけではありません。

一つは、オーストラリア人の心の豊かさです。オーストラリアの人たちはとても思いやりがあって、困っている人を進んで助ける人たちがたくさんいます。助けを求めればなおさら彼らはその人の力になろうとしてくれます。私は彼らのその精神に驚き、また助けられました。

二つめは、オーストラリアが国際色豊かな国であることです。外国から来て、そのままオーストラリアに住んで働いている人たちが数多くいます。学校には留学生も多く、いろいろな国籍の生徒と学校生活を共にできます。私もドイツ、イタリア、ブラジル、スイス、オーストリアなどから来た留学生と友だちになりました。

しかし留学は楽しいことだけではありません。異なる言語、文化、人と一緒に学び、生活をすることは、皆さんが思うほど容易ではないのです。私もはじめの頃は辛く、泣いてばかりいました。ですから皆さんは、そうしたことを覚悟して、留学に挑んでほしいのです。

しかし、容易ではないぶん、留学は自分を大きく成長させてくれる最大の機会です。困難とは自分を変えるチャンス。そんなチャンスにたくさん巡りあうことができます。チャンスが多いからこそ留学には辛いことがあり、人を大きく成長させてくれるのだと思います。

留学後は、成長したあなたにしか見えない、新しい世界が広がっています。自分を変える最大のチャンスだと思って、留学に挑戦し、日本の外の世界に飛び込んでいってください。

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写真提供:Tourism Australia、Tourism Victoria、Northern Territory