Go Away, Big Green Monster!

Ed Emberley 文・イラスト


今回はモンスターの出てくるしかけ絵本をご紹介します。表紙のきらきらした装丁が目を引きますが、いざ最初のページを開くと真っ黒な背景に黄色い目だけが 浮かび上がります。そこからページをめくるごとに鼻、口、耳とモンスターの顔の部分が一つずつ現れるのですが、顔全体が完成して終わりとならないのが本書 のユニークなところです。

中盤でbig green monsterが登場したあと、お前なんかこわくないぞ、ということでGo away(あっちへ行っちゃえ!)というかけ声とともにさらにページをめくると、モンスターの顔のパーツが今度は一つずつ消えていくのです。

さて、最後に何が残るでしょうか。

顔の部位や色の名前、他にもlong、sharp、scaryといった様々な形容詞をイラストと共に学べます。また、繰 り返し出てくる"Go away ~"というフレーズは、お子さんもきっと喜んで声を出してくれると思います。結びの決め台詞も楽しく、音読にうってつけの一作となっています。

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