Miss Nelson is Missing!

James Marshall 文・イラスト
ハードカバー: 32ページ
対象:4歳-8歳
発売日:1985年10月

新学期が始まる時期である今月は、学校が舞台の絵本をご紹介したいと思います。
この物語の主人公、Nelson先生のクラスの子供たちはわんぱく揃いです。授業中、教室には紙飛行機が飛び回り、静かにしなさいとの先生の声にも一向に耳を貸す様子がありません。"Something will have to be done." (何とかしなくてはいけないわ。)とNelson先生は考えました。

さて、次の日教室にNelson先生は姿を見せませんでした。これで好き勝手ができると子供たちが喜んだのもつかの間、そこに現れたのが真っ黒な服に身を包み、定規をムチ代わりに振り回すSwamp先生です。その日から宿題の量は山のように増え、お楽しみの読み聞かせの時間もなくなってしまいました。日に日にNelson先生が恋しくてたまらなくなった子供たちは探偵に助けを求めることにします。さて、Nelson先生は子供たちの元に戻ってくるのでしょうか。そしてSwamp先生の正体とは...?

この本の作者は以前ご紹介しました二匹のカバの物語、George and Marthaの作者でもあるJames Marshallです。最後のオチまで楽しませてくれるストーリー展開とユニークなキャラクター設定は本作でも健在で、読み終わった後、お子さんとの会話が弾む一冊となっています。

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