White Rabbit's Color Book

Alan Baker 文・イラスト
ハードカバー: 24ページ
対象:3歳-5歳
発売日:1999年

今月は新学期に新しく英語の学習を始めるお子さんたちにもぴったりの、色がテーマの一冊をご紹介します。物語は主人公のWhite Rabbitが赤、青、黄色の3色の絵の具の入った大きな桶を見つけるところから始まります。「お日様の色みたい」と黄色い桶に飛び込んだWhite Rabbitはあっという間に全身黄色のウサギになってしまいます。

次に赤い桶に入ったウサギは今度はオレンジ色に。赤と黄色を混ぜるとオレンジ色になるというのは皆さんもご存知ですよね。このように複数の色が合わさって何色に変化するかということも本書を読み進めながら学べるようになっています。物語の中盤、次々と色を変えるWhite Rabbitが紫色になってRoyal Purpleの自分はお姫様だと独り言を言う場面があるのですが、日本でも紫は高貴な色とされているように、イギリスでもロイヤルパープルといえば王族のシンボルカラーなのです。

さて、赤青黄色の3色がすべて混じると何色になるのか、それは物語の最後まで読んでのお楽しみです。楽しみながら基本的な概念が学べる本作はLittle Rabbit Booksとしてシリーズ化され、他にも数字がテーマの「Gray Rabbit's 1,2,3」や物の形を扱う「Brown Rabbit's Shape Book」などが刊行されています。

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