世界にいくつ言語があるか?

世界にはいくつの言語があるだろう。まず、自分が知っている国を考えてみよう。日本、中国、韓国、アメリカ、インド、スペイン、フランス、イギリス、ロシア・・・・・・。国連に加盟している国の数は、190を超えるまでになっている。では、言語の数はいくつあるのだろう。国の数と同じだろうか。それとも、国の数より多いのだろうか、少ないのだろうか

学者によって数え方に違いはあるが、世界の言語の百科事典ともいえるEthnologueによると、現在、世界には6900ぐらいの言語があるといわれている。たとえば、ネパールのような小さな国でも、120以上の言語が存在している。パプア・ニューギニアにいたっては840以上の言語があるといわれている。オーストラリアにも、いわゆる原住民の言語を入れると、270以上の言語が存在するといわれているのである。

我々日本人は、1ヵ国語しか話さない人は、世界のなかでも30%しかいないのである。つまり、モノリンガルは世界のなかでも少数派なのだ、ということを忘れないようにしたいものである。

(May 2011)

吉田先生のPROFILE

吉田研作
上智大学言語教育研究センター教授・センター長

専門は、応用言語学。最近は、文部科学省の「外国語の能力の向上に関する検討会」座長も務める。また、日韓中国の高校生の英語力比較や教師の教え方を研究。海外のThe International Research Foundation for English Language Education(TIRF)の理事や、国内ではNPO小学校英語指導者認定協会の理事なども務める。著書多数。

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