卯城祐司
筑波大学大学院人文社会科学研究科教授
博士(言語学)。小学校英語教育学会会長、関東甲信越英語教育学会会長、全国英語教育学会副会長、語学教育研究所評議員。ELEC評議員。専門は英語教授法全般、リーディングおよび第二言語習得。文部科学省「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」、「外国語能力の向上に関する検討会」委員などを務める。『図解で納得!英語情報ハンドブック』(ぎょうせい)ほか著書多数。
和製英語は馴染みがあり、英語でも通じそうな気がするやっかいな存在です。
では「よく間違う表現、Here are the ベスト3」と始めてすでに和製英語登場。一般的にはtop 3です。
先ずは文房具。有名なのはホッチキス(stapler)で、これは米国の製造会社の名前。セロハンテープ(scotch tape)は日本の商品名、イギリスではsellotapeと少し近くなります。他にも、シャープペンシル(mechanical pencil; 英 propelling pencil)、ボールペン(ball-point pen; 英biro)など。
食べ物もアイスティーなどそのまま通じそうですが、正しくはiced tea。他にもソフトクリーム(soft ice creamなど)、シュークリーム(cream puff)、デコレーションケーキ(fancy cake)、フライドポテト(french fries; 英 chips)など、なかなかそのままでは通じません。
どうですか、少しはスキルアップしましたか?こちらも正解はimprove one’s skills。うーん、イメージダウンですね。おやおや、これもdamage/hurt one’s imageでした。
(November 2011)
博士(言語学)。小学校英語教育学会会長、関東甲信越英語教育学会会長、全国英語教育学会副会長、語学教育研究所評議員。ELEC評議員。専門は英語教授法全般、リーディングおよび第二言語習得。文部科学省「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」、「外国語能力の向上に関する検討会」委員などを務める。『図解で納得!英語情報ハンドブック』(ぎょうせい)ほか著書多数。