お寿司屋さんで

みんな大好きなお寿司。私が住んでいる北海道釧路にも、港町だけあって新鮮でおいしいネタがたくさんあります。オヒョウ、タンタカ、ハッカクなんて聞いたことありますか? オヒョウはでっかいカレイ。2m以上にもなります。タンタカはマツカワガレイの別名。ハッカクはトクビレの別名。カラダが角張っていて見た目は悪いのですが味は抜群。また、北海道南東沿岸で獲れる本シシャモも、11月だけは生でいけます。お寿司好き、お酒好きにはたまりません! !(よくスーパーに並んでいる子持ちシシ ャモは樺太シシャモ。本シシャモとは違います)

お寿司はすっかり有名になり、世界中でお店を見かけるようになりました。英語圏でも「トロ」はそのまま通じることもあるとか。しかしトロばかり頼んでいるわけにはいきませんし、"fish"では注文になりません。例えばアメリカの寿司バーで注文に困らないよう、ちょっと寿司ネタの英語を確認してみましょう。

マグロ【tuna】 ※マグロの赤身はred flesh of tunaなど
カツオ【bonito】
タイ【(red) sea bream】
ヒラメ【flatfish】 ※カレイを指す場合もあり。エンガワはengawa of flatfish
タコ【octopus】
イカ【squid】
エビ【shrimp】
イクラ【salmon roe】 ※イクラ【ikra】はもともとロシア語で魚卵の意味
ウニ【sea urchin egg/roe】
ホタテ【scallop】
シメサバ【pickled mackerel】 ※pickledはここでは「酢で締めた」の意味
カッパ巻き【cucumber roll】

さあ、これでもう大丈夫! ! ちゃんと注文が通じれば、マスターがガリ"got it"と答えてくれるはずです。

(May 2013)

中村先生のPROFILE

中村典生
長崎大学 教育学部教授

小学校英語教育学会事務局長、言語文化学会理事、SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会 連合会)利酒師、俳人協会会員・狩俳句会同人(俳号は中村龍徳〈りゅうとく〉)、前岐阜大学硬式野球部監督など、昼夜を問わず役職多数。専門は英語教育学、第二言語習得。著書多数。

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