ジーエルアカデミア株式会社

IELTSは将来の基盤づくりに最適

ジーエルアカデミア株式会社
代表取締役 塚本 亮 氏

日本人はこれまで、英語を理解することに重点が置き、論理的に自分の意見を発信する力をつけるという学習をしてきませんでした。発信をするためには、語彙力が必要ですが、従来のように1対1対応の理解のための語彙ではなく、発信するための語彙力、表現力を身につける必要があります。IELTSではそのような論理的思考力や表現力が求められ、4技能をバランスよく測定することができるテストだと言えます。そして、IELTSで測定する力は、実際に皆さんが留学をした時に、授業中に発言する、エッセイを書く、文献を読んで発表をするといった実際の場面で使える英語力なのです。

そこで、日頃からまず物事や社会の出来事に対して、「自分の意見を持つ」ことに慣れ、「考えるクセ」をつけておく必要があります。例えば英字新聞を読んで、自分の意見を書いてみましょう。英語のディベートサイトにアクセスして、世界の人々が発している意見に触れるのもよいでしょう。多様な意見に触れ、柔軟な思考を身につけ、英字新聞や世界の人々がどんな表現を使っているのかを知り、実際に自分でも使ってみてもよいでしょう。

IELTSは皆さんが留学やその先のキャリアで必要なスキルの基盤を習得するのに最適なテストです。世界に出ると、日本では出会わないような価値観や考え方に触れることができます。多様な人々と協働するためには、相手の価値観を理解し、受け入れ、自分の意見を伝え、行動を起こしていく力が求められます。皆さんにはぜひ留学を通じて、国境を越えた多様な価値観に触れてほしいと思います。

プロフィール

塚本 亮 氏

偏差値30台、退学寸前から同志社大学経済学部へ。卒業後、ケンブリッジ大学大学院修士課程で心理学を学び、帰国後に京都で英会話スクール「ジーエルアカデミア」を設立。心理学の知見と自身の学習経験を生かした指導で、多くの日本人を海外大学・大学院に合格させている。