京都橘大学

IELTSに挑戦することが、海外で専門分野を学ぶ学生たちの可能性を大きく広げている

国際英語学部 教授/国際英語学部長 ノーマン アンガス 教授



 

 

 

 

 

 


どの提携大学に留学する場合でもIELTSスコアが英語力の証明になる
京都橘大学は8学部15学科(2021年4月時点)と大学院を擁する大学です。その中で国際英語学部は2017年に開設され、社会のグローバル化に対応できる人材を養成しています。学部の特長は2年生前期から1年間、SAP(Study Abroad Program)というプログラムにより全員が海外提携大学へ1年間留学する点です。SAPの狙いとして単に英語力の向上だけでなく、できる限り多くの学生が留学先の大学で専門分野の正規授業を修めて帰国することに重きを置いています。そのため1年生のカリキュラムは非常に厳しく、まさに英語漬けの環境で英語4技能を伸ばし、SAPに向けた準備をしっかり行うカリキュラムになっています。教員たちがカリキュラムに沿って4技能習得のために指導していくことで、海外の大学で正規授業を学修するほどに成長できる学部でもあります。実は、学生にとっては相当厳しい授業だと思いますが、それが充実した学びになっているようで、本学部の学生はいつも笑顔で、どんどん積極的になっています。それは教員たちが驚くほどで、とてもうれしく感じているところです。その結果として高い評価が得られ、2021年度より入学定員を90名から120名に増員します。このように全員が留学をする学部であるため、どの海外提携大学でも英語力の証明として利用できるIELTSを学生に強く推奨しています。


IELTS団体受験導入は学生にも学部の目標に対してもメリットがあった

 2020年10月からはIELTSの団体受験を実施しています。学部としては、春と夏に各1週間、IELTS受験準備の集中講座を設けるといった取り組みも進めています。これまでもIELTS受験を推奨してきましたが、やはり自分のキャンパスが試験会場になるということで受験者数が増えました。教員たちも、団体受験の導入は学生のモチベーションを後押しし、多くのメリットを感じています。学生たちからは「普段授業を受けている教室で受験できたので、緊張せずに取り組めた」との声が上がっており、実力を発揮しやすい環境作りになっています。

 国際英語学部が学生にIELTSを推奨する理由は2つあります。1つ目は留学先で特に専門分野の授業を目指す場合、各校が掲げるIELTSスコアの条件をクリアできれば、それが英語力の証明となり、正規授業を履修できるからです。2つ目は、英語の教員たちがIELTSの試験内容を高く評価していることが挙げられます。IELTSのコンテンツは偏りが少なく、英語の知識やアカデミックな話題、ビジネス的なトピックなど多彩な内容が取り入れられています。検定試験としてだけではなく、4技能を向上するための学習においても効果的な内容だと考えています。そのため、「CareerEnglish」という科目の中でIELTSのコンテンツを活用することもあります。留学先の正規授業でビジネス分野のみならず政治学分野や法律学分野など、自分が興味を持った学問にも積極的にトライし、あきらめることなく努力して修めてきた学生が何人もいることに驚きつつ、教える者として大きな喜びを感じています。


真の国際教養人を育てていきたい
本学部にとって、IELTS受験者が増えていくということは、留学先で正規授業を履修する学生が増えていくということだと言えます。そして、実際に正規授業を受講した学生の割合は34%から42%へ伸びました。次年度に留学予定している学生の実力や伸びしろを考慮すれば、60%は実現可能な目標設定だと考えます。今後は海外の大学で専門分野を学んで帰国する学生が増えていきますので、私たちは3、4年生に対して、それらの高度な学びをしっかり引き継ぎ、さらにレベルアップできるカリキュラムを常に進化させながら提供していきます。そして、世界で通用する、真の国際教養人を育成していきたいと考えています。
 

 

●●●●●●Profile●●●●●●
京都橘大学
〒607- 8175
京都市山科区大宅山田町34


1967年開学。教学理念に「自立・共生・臨床の知」を掲げている。2021年4月には、経済学部、経営学部、工学部を開設し、国際、人文、教育、社会、医療系など多様な学部が一拠点に集う総合大学となる。分野を超えた“つながり”と“実践”により新たな価値の創造をめざし、学生1人ひとりの成長を促す教育を展開している。