株式会社留学ジャーナル

留学準備に有効なIELTSを英語学習の習慣づけのためにも活用してほしい

留学カウンセラー 柳田 真友子 氏


ほとんどの留学先をカバーできるIELTSを留学希望者に薦めている

 留学ジャーナルでは、留学希望者の相談から手続き、渡航先での支援、その後のキャリアサポートまでを一貫して行っています。お客様の多くは大学生で全体の約5割を占めていますが、7~8年ほど前から中高生の留学ニーズが高まっていることを実感します。そこには、国が小学校から外国語活動を導入したことや、大学入試で英語4技能が重視されるようになったことも影響していると思います。また、保護者も「留学経験がある」「留学したかった」という方が増え、留学に対する姿勢もたいへん積極的になってきました。

 そうした中で、私たち留学カウンセラーは留学準備としてIELTSの受験をお薦めすることが非常に増えています。もちろん、留学するのであれば4技能を磨いてほしいと思っているからですが、オセアニアやイギリスへの留学ではIELTS推奨の学校がほとんどですし、アメリカやカナダでも通用しますので、IELTSのスコアがあれば英語圏の留学先がカバーできるためです。


日本人に向いている試験形式と留学先でも受験できることが利点
 そして、IELTSをお薦めするもう一つの理由は、受験の形式が日本人の英語学習者に向いていると思われるからです。他の検定試験でスコアが伸び悩んでいる方にIELTS受験をお薦めしたところ、「この試験の方が取り組みやすい」と言われ、スコアを伸ばした方も少なくありません。英語検定試験の中には、パソコンに向かって声を吹き込むスピーキング試験を採用しているものもありますが、IELTSのスピーキングは面接官との対面で行われますから、実際に言葉のキャッチボールができることで会話が弾み、より高いスコア獲得につながっているのではないかと考えています。伸び悩んでいたスコアがIELTS受験でアップすると、「もっと力を入れて学習してスコアを上げたい」「 留学先をランクアップしたい」など、留学へのモチベーションにもつながるので、自分に合った英語検定試験を選ぶことは重要だと感じます。
 オセアニアやイギリスの大学では、入学前にファンデーションコースがありますが、このコースに入るためにはIELTSのスコアが必要です。スコアが不足している場合、足りない点数に合わせて、留学先で英語学習コースの期間を設定できるシステムがあります。このシステムを利用し、渡航してから英語力を磨くプランを立てるお客様は、留学先でIELTSを受験することになりますので、準備段階からIELTSの受験に慣れていただいています。どの国でも同じように受験できますので、それもIELTSの利点だと思っています。


あらゆる面で留学準備にふさわしい
 また、留学の相談を受ける側としては、IELTSの受験回数が多く、インターネットで簡単に申し込みできる点も活用しやすさとなっています。中には、準備期間が短い留学希望者もいますので、必要になったらすぐ受験でき、多くの留学先をカバーできるIELTS受験をお薦めすることになります。
 留学準備にあたっての相談で多いのは、スコアをどのように上げていけばよいのかという質問です。その際には、当社が用意しているIELTS対策のオンラインコースを紹介するなどして、スコアアップをサポートしています。ただ、もちろん留学先でも学び続けなければなりません。そのため、単にスコアを上げるためだけではなく、留学後も継続的に学んでいくための習慣づけをしておくためにも、IELTS受験に向けた学習は効果的だと言えるでしょう。英語の4技能を磨くことができ、多くの利点を持つIELTSは、留学準備にふさわしい英語検定試験と確信し、お客様にお薦めしています。

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1971年前身の株式会社ICS国際文化教育センターが留学相談を開始、1983年留学情報誌『留学ジャーナル』を創刊。2003年 株式会社 留学ジャーナル設立。留学情報提供・留学手続代行サービス、留学情報誌発行、留学セミナー・講演会の企画・運営などを行う。特に「モノになる留学」の提供により、国際人として生きる未来を支援している。