立教大学
4年
西村 祐美さん

初めてのIELTS受験で7.0に到達

私は高校時代に1年間、アメリカ・ミズーリ州の高校へ留学しました。立教大学に入学してからは、大学の交換留学制度を利用して、昨年は1年間中国へも留学しました。そして現在は、アメリカかイギリスの大学院へ留学を予定しているため、あらためて英語学習に力を入れています。

出願するためには、英語力を証明する成績証明書が必要ですが、初めは、コンピューターベースの検定試験を受験していました。でも、その試験形式は自分に向かないのか、まったくスコアが伸びずにいたんです。そこで、大学で実施されたIELTSを昨年12月に受験してみたところ、初めての受験でいきなり7.0のスコアが出て、自分でも正直驚きました。リスニングの試験では普段から聞き慣れているような英語でわかりやすかったですし、ライティングも大学院で求められるエッセイを書く能力が試されました。そして、スピーキングの試験はネイティブの面接官との対話だったので、私は試験というよりもコミュニケーションを楽しむことができました。試験を受けて楽しいという感覚は味わったことがなく、普段の学習と同じような気持ちで臨むことができ、リラックスして受験できたのが、好成績に結びついたのだと思います。

それまで受けてきた検定試験に比べ、IELTSは自分に向いている試験でした。IELTSがあったからこそ、留学基準に達することもできました。今回の留学に際しては、イギリスの大学院はもちろん、アメリカの大学院でもIELTSのスコアが認められているので、IELTSのスコアを提出します。

アジアの人々の雇用機会を増やすために

留学先の大学院では国際ビジネスや国際開発の分野を専攻しようと考えています。開発途上国、特にアジアの人々の雇用機会をいかに増やしていくかということをテーマに研究するつもりです。私は高校時代のアメリカ留学の際、日本では感じたことのない人種差別を感じました。そして、初対面の人にはよく「Are you Chinese?」と尋ねられ、何だか腑に落ちない気持ちになったものでした。でも、その理由が何だか知りたくて、中国のことを自分なりに調べて学んだものの、根本から理解することができませんでした。そこで、思い切って中国へ飛び込んで、肌で感じてみようと中国への留学を決意したのです。そうした中国留学の経験も生かしながら、今度は英米の大学院へ留学して、国際開発という視点からアジアの国々について理解を深め、研究していこうと考えました。

日々の学習に英語を取り入れてブラッシュアップ

現在は、大学院留学に向けて必要なスキルや知識を身につけ、準備を進めているところです。IELTSでは思った以上のスコアを出せてはいますが、昨年1年間を中国で生活してきたため、自分としては英語力が錆び付いているように感じているんです。そこで、日々の生活の中に英語学習を取り入れるようにしました。たとえば毎朝、化粧をしながら30分間、英語のCDを聞いたり、国際経済の話題に敏感になるため、英字紙や経済誌を読んだりしています。充実した留学生活を送れるように、万全の準備を整えていきたいと思います。