郁文館グローバル高等学校
2年
濱田 多会子さん

得意科目である英語を伸ばす、良い環境。

中学校の3年間はバスケットボールに熱中していました。高校では得意科目だった英語の力を伸ばそうと、グローバル高等学校に進学しました。他校と比べる と、英語の授業がとても多く、ネイティブの先生の授業がとても楽しくて、英検2級の1次試験までは1年次の留学前に取得しました。そして、ちょうど1年前 に大きな夢を抱いてニュージーランドへと旅立ちました。

私の留学先はクライストチャーチの近くのティマルにある生徒数が500人程の比較的小さな学校でした。IELTSのクラスが週2回、グラマー中心のビギ ナークラスと、IELTS中心のシニアクラスとに分かれてあります。私はIELTSをやりたかったので、シニアクラスを選びました。

自信をもって堂々と大きな声で話す。留学中に学んだ独自のIELTS勉強法。

留学6ヶ月後に受けたIELTSの試験は5.5でしたが、教頭の土屋先生に「留学している間に6.5をめざして頑張れ!」と、励まされて頑張った結果、8 月に受けた二回目の試験ではトータル6.5、スピーキングに関しては目標の8.0に到達することができました。IELTSは自分の英語力を総合的にチェッ クできるのが良いと思います。英語を話す時、日本人はどうしても声が小さくなってしまいがちです。ESOLの先生に「堂々と大きな声で相手に話しなさい」 と何度も注意されながら、極力、大きな声ではっきりと話すことを心がけました。
 

また、英語を話している時の自分を先生に撮影してもらって、その映像を見ながら自分のウィークポイントを徹底的にチェックしたのもよかったと思います。そ れらを行う中で、スピーキングとリスニングの力は、格段に向上しました。留学したばかりの頃は片言の英語しか話すことができなかった自分が、ここまで上達 することができたのは、IELTSのお陰です。自分で勉強すればするほど、総合的な英語力をアップさせていくことができるのです。今は、IELTSに出会 えたことに心から感謝しています。

関心があるのは国際関係学。発展途上国の実情を知り、視野を広げていきたい。

せっかく留学した以上は徹底的に英語を学びたいという思いから、途中でホームステイ先を変更しました。ホストファミリーの皆さんはとても親切で良い方だっ たのですが、夕食が終わると、それぞれの部屋に戻り、自分の勉強や仕事をはじめてしまうのです。せっかくニュージーランドまで来たのに、一人で過ごすのは 時間が勿体ないと思い、一人暮らしの家庭にホームステイ先を変更しました。そこのホストマザーにはまるで本当の娘のようにお料理なども教わり、可愛がって もらいました。

ニュージーランドの学校では英語だけでなく、社会学などの様々な分野の授業を受けられ、それこそ日本の高校の授業では学べないようなことも体験でき、視野 も大きく広がりました。ニュージーランド留学からの帰りには、シンガポールに寄り、現地に子会社を持つ企業のインターンシップに参加しました。また、ソ ニーのシンガポール支社長からお話を伺うことができたことも私にとって、素晴らしく貴重な体験となりました。そのような経験も踏まえて、今、最も関心があ るのは国際関係学の領域です。

昨年、帰国したばかりの時は「絶対、海外の大学に進学したい」と思ったこともあったのですが、日本の大学では母語で深い部分まで学べるというメリットもあ ります。自分の進路に関してはまだ決めかねている部分もあるので、3月の「カンボジア研修」に参加して、現地の孤児院でのボランティア活動を通して発展途 上国の実情を知り、視野を広げ、自分の進路についてじっくり考えてみたいと思っています。若いうちに色々なチャンスを与え、広げてくれるこの学校を選んで 本当によかったです。