名古屋大学
法学部 法律・政治学科
3 年
深谷 享平さん

短期留学から広がった交換留学への夢

僕は、3年生に進級する春休みに、オーストラリアのモナシュ大学への短期留学プログラムに参加しました。そこで、さまざまな国の人と出会い、多様な文化や価値観に触れ、もっと世界の人とつながりたい、海外経験を積んで視野を広げたいと強く思うようになりました。

また、短期留学では語学研修が中心でしたが、「英語を」学ぶのではなく、「英語で」学んでみたいと思ったこともあり、大学の交換留学プログラムに応募しようと決めました。

IELTS の対策講座で徹底的に鍛える

本格的に英語の勉強を始めたのは、3年生の5月頃。IELTSを含む2つの英語の検定試験の問題を解いてみたところ、出題される英文の内容も、ペーパーテストで対人面接という受験方式も、IELTSの方が解きやすいと感じ、IELTSのスコアアップに専念することにしました。

ところが、すぐに壁にぶつかりました。リーディングやリスニングは過去問などを活用しながら自分でも勉強できるのですが、ライティングとスピーキングは自分一人ではなかなか対策が難しい。悪戦苦闘していたときに、学内で「IELTS夏期集中留学準備講座」が開講されることを知り、受講しました。

8日間の講座は、とても密度の濃いものでした。毎日9時から17時まで授業があり、課題も多く、英語の4技能が徹底的に鍛えられました。特にスピーキングとライティングについては、自分のパフォーマンスに対して、講師の先生から詳細なフィードバックをいただくことができ、大変勉強になりました。

高い目標に向け努力したから成長できた

当初は、「IELTSバンドスコア7.0取得」を目標にしていましたが、結果的に、交換留学の応募締め切りまでに取得できたのは6.0でした。でも、もし最初から6.0を目標にしていたら、6.0に到達できなかったと思います。IELTS受験を通して、目標を高く設定し、それに向かって努力することの大切さも学びました。

僕は、今年の7月から1年間、オーストラリアの南オーストラリア大学に留学することが決まっています。南オーストラリア大学では、大学での授業と企業でのインターンシップを組み合わせた学びが活発なので、僕が今学んでいる「ワークライフバランス」について、理論と実践例の両方を学びたいと思っています。