立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部
3 回生
稲飯 令さん

IELTS の試験形式に慣れることから

今年の2月から1年間、スウェーデンの大学へ留学します。環境先進国で、環境学を専攻して学びを深めたいと考えています。

交換留学への申請にあたり、語学力を証明しなければなりませんでしたが、希望した大学では、IELTSスコアの提出が必要でした。そこで、試験の1カ月前からIELTSの対策に取り組み、試験形式や出題傾向を知るため、問題集を用意しました。マークシート方式ではなく、すべて記述式であること、リスニングもこれまで自分が経験したことのあるテストとは形式が違うので、慣れるのに時間がかかりましたが、まず、1回目で試験の全体像を把握して問題になれ、2回目は弱点も意識しながら、より高いスコアが取れるように勉強しました。

多様な価値観に触れて視野を広げたい

目標スコアは、オーバーオール・バンド・スコアで6.0。受験してみると、予想外にできたという感覚はありました。でも、リスニングテストには苦戦しました。聞き取れなくて一度つまずいてしまうと、音声はどんどん先へと進んでしまうので、内容についていきづらくなるからです。そして、結果は、5.5。目標には到達できなかったのですが、留学基準は満たすことができました。

留学先での授業についていけるか、英語力の面で不安はないとは言い切れません。でも、この大学に入学して、まるで留学したかのような雰囲気で大学生活を送り、英語で学ぶ授業も多く、英語を使うことに抵抗がなくなってきました。高校までは、英語を書く、話すということはなかったので、入学当初は苦労しましたが、少しずつ力がついてきていると思います。また、いろいろな国の出身者と共に学び合うことには慣れているので、留学先でも、いろいろな国の人と触れ合い、多様な価値観に触れて、自分の視野を広げていきたいと思います。特技の剣道は、友達づくりのツールになりそうですね。

いつか海外と日本の橋渡し役に

留学先では、スウェーデンの事例だけでなく、できるだけ多くの海外の事例も学び、専門知識を深めていきたいと思います。留学を経て、卒業後の自分がどんな道を歩くのか、まだ漠然としかイメージできていません。この大学での専門的な学びはもちろん、留学先で学ぶ環境学の知識も生かして、日本や世界の環境保全に貢献することができたらと考えています。そのためにも海外展開している日本企業に就職し、海外支社勤務を通じて、日本と現地との橋渡し役になりたいと思います。