『IELTS & I』受賞者エピソード連載(2): 国際交流をより楽しむためのIELTS

エピソードコンテスト『IELTS & I』受賞者エピソード連載、二人目は大阪大学工学部応用自然科学科4年生の表和希さん。

応用化学コースで太陽電池を中心とした物理化学の研究室に所属予定です。

専門分野以外にも国際交流に積極的な表さんは、大学が提供するIELTS受験のためのサポートプログラムを活用し受験準備を進め、

受験後は英語4技能の向上を実感したそうです。

表さんのエピソードをさっそく見てみましょう!


【IELTS勉強法を教えてください。】
IELTSを受験すると決めた矢先、大学で"Project HELP!"の参加者募集の案内を見かけました。これは、留学生がメンターとなり、IELTSの対策を2人3脚で行い、Band Scoreの向上を目指す取り組みです。留学生の出身国は様々で、メンタリングを通して様々な国の文化について学ぶことができます。すぐにこの企画に応募し、ドイツ人の留学生がメンターとしてサポートしてくれることになりました。週1回彼とのメンタリング日を設け、面接の練習や英作文の添削をしてもらいました。僕は間違いを恐れて、単純な表現でしか答えられなかったのですが、メンタリングでは適切な表現や話し方を教えてもらいました。回を重ねるにつれ、自分のスキルが目に見えて上達していくのを感じました。もちろん、自分でも単語や表現の暗記や長文問題の精読・速読を行いました。英語学習自体が好きだったので楽しみながら学習できました。


【IELTS受験のきっかけは何ですか?】
IELTSに興味を持ったのは些細な出来事からでした。アルバイト先の先輩が英国留学を目指してIELTSの勉強を熱心にしておられ、その話をよく聞いていました。他の英語の検定試験とは違い、記述式であること、4技能全ての試験を受験する必要があることを聞いて、正確に英語の力を測ることができる試験なのだと思いました。元々、外国の文化や言語に興味を持っていたため、留学生のコミュニティに積極的に参加していました。その場の「ノリ」で会話をし、彼らとの交流を楽しんでいました。しかし、人間の欲求は高まるもので、もっと深く難しい話がしたいと思うようになりました。そこで、4技能全ての能力を測ることができるIELTSの受験を通して、自身の英語力向上を目指すことにしました。


【IELTSが役立った点を教えてください。】
IELTSの受験を通して主に2つのものを得られました。まず、自身の英語の4技能全てが上達した点です。スピーキングやライティングは大学受験までの勉強ではほとんど対策してこなかったので、なかなか集中して打ち込めずにいました。しかし、IELTS対策で強制的に勉強する環境を作ることで、4技能バランスよく勉強できるようになりました。IELTS受験によって勉強のモチベーションを高め、自身の英語力を総合的に高められたことに大変満足しています。また、ドイツ人留学生の協力を得てスピーキングやライティングの対策をしていく中で、留学生との仲も深まりました。様々な場面で英語を用いて会話することで多彩な表現を身につけられましたし、ドイツを中心に、外国の文化を英語を通して学ぶことができました。

表さんのように自己研磨やスキルアップのための受験は、限られた期間で決められたスコアを目指す留学目的とは異なり、モチベーション維持が難しいものです。

まず、モチベーションを発動させるためには、達成すべき基準やターゲットを具体的に示す事が重要です。漠然と「英語力を上げたい!」だけではなく、まずはIELTS受験を経て「どんな英語力を身に着けたいのか?」を具体的にイメージしてみましょう。そのイメージをIELTSのバンドスコア(※)に置き換えてみると目標スコアの設定がしやすくなります。

また、受験までにモチベーションが下がってきた時には、目標設定時の達成イメージやバンドスコアを改めて思い返してみて、目標からみた今の学習到達度を把握してみましょう。マラソンと同じで、長い道のりの中でも自身が今どこにいるのかが分かれば、おのずとゴールまでやりきる意欲が湧いてきます。

※IELTSバンドスコアの詳細はこちら

⇒ https://www.eiken.or.jp/ielts/result/