『IELTS & I』受賞者エピソード連載(1):自学自習で受けるIELTSのコツ
日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルのIELTS共同運営10周年を記念し開催した、
エピソードコンテスト『IELTS & I』。様々な年代や異なる人生観とご経験をお持ちの方々から沢山ご応募をいただきました。
また、将来の目標に向けた熱意が伝わるエピソード、工夫を凝らしたエピソード、IELTSを通した思い出が感じ取れるエピソードなど、ご応募いただいた作品の全てが大変素晴らしいものでした。ご応募いただけたことに深く感謝しております。
今回の記事より、受賞者のエピソードをユニーク賞・優秀賞・最優秀賞の順番で連載していきます。
記念すべき1人目は、ユニーク賞受賞の遠藤奈央さんです。
アイルランドの大学進学のために、自学自習でIELTS (アカデミック・モジュール)を受験した遠藤さんのエピソードをご覧ください。
【IELTS勉強法を教えてください。】
IELTSの勉強は完全に自分個人で行いました。まず、Cambridgeから出版されているIELTS専門の単語学習と、本番形式の練習ができる本を買いました。単語は、環境問題や医療などテーマごとに分けて学習をして、その学んだ単語をライティングとスピーキングの練習で使えるだけ使うようにしていました。インプットからアウトプットの転換をすぐすることで頭に勉強した内容が入りやすいし、本番に備えて十分な練習ができていたと思います。苦手だと感じていたリーディングは、まず問題文を見てキーワードを見つけ、その後に本文を読むという方法を実践しました。最初から長文を読むより、問題で何が問われているかを確認してから本文を読むことによって、問題を解くスピードが速くなりました。リスニングも同じように、音声を聞く前に問題を見て頭に入れておくことで簡単に答えが見つけられました。
【IELTS受験のきっかけは何ですか?】
私はアイルランドの大学に進学するために、英語能力の証明として規定の英語のスコアが必要でした。大学側から求められていた英語の試験はIELTSにとどまらず他の国際的な試験もありましたが、IELTSはヨーロッパで主流な試験であることと、4つの英語のスキルを判定するのに分かりやすいシステムを持っているので、これを受けようと決めました。この留学を決めたのは海外で働くことに憧れを抱いていた中学生の時でした。もともと英語を幼少期から習い事として勉強していて、得意な教科だと確信していました。将来はグローバルに仕事をしたいと思い、それを実現するには海外の大学を卒業して現地の人たちと対等に働きたいと考えるようになりました。それがアイルランドの大学に行く重要なきっかけです。
【IELTSが役立った点を教えてください。】
IELTSは各セクションのテーマが科学から芸術まで幅広く対応しています。特にリーディングではたとえ簡単な文法を使っている文章でも、単語が分からなかったりして読み進めない時がありました。それでも、上記に書いた勉強法を続け、どんな内容の文章でも理解できるようになりました。このことから、英語で多岐にわたる分野の話題を説明することができるようになりました。BBCなど海外のニュースのポッドキャストなどを聞いていても、何を話題にしているかすぐに理解でき、それに対する自分の考えを学んだ単語を使って文章を書くことも挑戦しました。このアカデミックなスキルは海外で勉強をするうえで重要なことだと感じています。
IELTS受験を通じて、中学生の時から目指されていた「グローバルに活躍する夢」に1歩近付いた遠藤さん、今後のご活躍を応援しております!
遠藤さんのように、独学でIELTSの受験準備をする方や、現在の試験準備にプラスアルファで教材を探している方にぴったりの学習支援ツールを紹介した記事を公開しています。
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