お知らせ

英検協会からの声明文~「大学入試英語成績提供システム」参加要件の結果を受けて~

2018年03月30日

各位

謹啓

平素より弊協会の事業、ならびに実用英語技能検定(以下、「英検」)をはじめとする各種試験に格別のご理解を賜り厚く御礼申し上げます。

すでにご承知の皆様も多いことと存じますが、今年4月入学の新高校1年生以降の生徒を対象として、2020年度より、「大学入学共通テスト」(以下、「共通テスト」)が実施され、その実施に際し、独立行政法人 大学入試センター(以下、「センター」)が「大学入試英語成績提供システム」(以下、「成績提供システム」)を設け、先日、その参加要件の確認結果が公表されました。
(詳細につきましては「大学入試英語成績提供システム」参加要件 確認結果を受けてをご高覧願います。)

誠に遺憾ではございますが、従来の英検は、一次試験の不合格者は二次試験を受験できず要件を満たしていないという理由をもって不採用となりました。

この結果を受けまして、志願者様、またその保護者の皆様、さらには全国の大学様や高校様、関係各位といったありとあらゆる方面の皆様より、「もう英検は入試に活用できないのか」といったお問い合わせが、弊協会に多数寄せられている現状でございます。

どうかご心配なさらないでください。
従来の英検は、今まで通り引き続きご利用いただけますので、ご安心ください。

また、このたび採用となりました、新方式におきましても、運営方法以外は、従来の英検と問題構成や級認定、技能別スコア等、全く同じものです。

現在、全国の330以上の大学様にご利用いただいている英検は全て、従来の英検でございます。このたびの結果いかんに関わらず、2020年度まではもちろんのこと、「共通テスト」が施行された後も、「成績提供システム」を介さないAO入試や個別入試におきまして、高校生が全学年に渡り、公開会場や準会場で受験可能な従来の英検はそのまま利用が継続、もしくは拡大するものと思われます。また「成績提供システム」を介する英検の新方式につきましても、前述のとおり運営方法以外は従来の英検と同じですので、入試の準備としてもご活用いただけます。

以上、このたびのセンターの結果を受け、従来の英検はもう入試に活用できないのか、といったお声を各方面より多数、寄せられましたので、緊急に見解をご通達申し上げました。

どうか今まで通り、引き続き英検をご活用いただきますようお願い申し上げます。

謹白