4級・5級スピーキングテスト
受験規約
受験規約
第1条 総則
実用英語技能検定(以下「英検」)は、公益財団法人 日本英語検定協会(以下「協会」)が実施する実用英語能力の判定を目的とした文部科学省後援の資格試験です。
4級・5級スピーキングテストは、英検一次試験(筆記・リスニング)の受験・合否に関係なく、英検4級・5級の申込者全員が各々の申込級のスピーキングテストをコンピュータ端末を活用して受験することができる、協会が運営するサービスです。
4級・5級の申込者および 4級・5級スピーキングテスト受験者は、本規約の内容を理解し、同意して受験手続をしているので、本規約を遵守する義務があります。
4級・5級スピーキングテストに関するサービスの利用開始日は、原則として英検の申込みをした当該回次の最も早い英検一次試験合否結果の閲覧可能日とし、利用終了日は、原則として当該回次の最も遅い二次試験(1級から3級)実施日から1年を経過した日(利用開始日から利用終了日までの期間を、以下「サービス利用期間」)とします。
受験前
第2条 受験資格・条件
- 各級とも、年齢・職業・学歴などは問いません。
- 4級・5級の申込みが完了している方に限られます。
- 受験を希望する方は、あらかじめ英検ウェブサイト上に掲載する「4級・5級スピーキングテスト受験上の注意」(以下「受験上の注意」)の内容を理解し、受験してください。
- 11歳未満の年少者が受験する場合は、保護者が本規約および「受験上の注意」その他英検ウェブサイトに掲載する受験上の案内や注意事項を確認の上、受験が可能かどうかを判断して受験手続を行ってください。
- 受験を希望する方は、コンピュータ端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)により受験サイトを表示、操作できる機器・通信環境を各自準備し、利用することが求められます。かかる機器・通信環境が整っていない等の理由で4級・5級スピーキングテストの受験に支障が生じた場合も、協会はその責を負わないこととします。
-
協会は、受験を希望する方が次に掲げる事由に該当する場合には、受験を希望する方に対し4級・5級スピーキングテストのサービスを提供しない場合があります。
- (1)受験を希望する方が英検受験申込内容または4級・5級スピーキングテストの受験フォームに虚偽の内容を記載したとき。
- (2)受験を希望する方が他の協会の検定料その他利用料金の支払を現に怠り、又は怠るおそれがあると協会が判断したとき。
- (3)受験を希望する方が、受験手続以前に英検4級・5級の受験申込を協会から解約されている場合若しくは4級・5級スピーキングテストの提供に関する利用を協会から解約されている場合、又は4級・5級スピーキングテストの利用が受験手続の時点で一時停止中であるとき。
- (4)受験を希望する方が、4級・5級スピーキングテストを利用して第三者の権利を侵害し、又は違法行為をなすおそれがあると協会が判断したとき。
- (5)受験を希望する方への4級・5級スピーキングテストの提供に関し、業務上又は技術上の著しい困難が認められるおそれがあると協会が判断したとき。
- (6)受験手続が実用英語能力の判定という試験目的から逸脱していると協会が判断したとき。
- (7)受験を希望する方が、4級・5級スピーキングテストを受験する際に求められるコンピュータ操作能力その他技術上の能力を満たしていないと協会が判断したとき。
第3条 4級・5級スピーキングテストの受験手続
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テスト概要の確認
4級・5級スピーキングテストの受験級、受験方法、試験時間等のテストの概要および受験上の案内や注意事項等を確認の上、4級・5級スピーキングテストの受験手続を行ってください。 -
受験を希望する方は以下の事項を確認した上で、受験手続を行うこととします。
- (1)協会が4級・5級スピーキングテストで使用するテスト問題は非公開です。
- (2)協会が4級・5級スピーキングテストで利用者に提供する成績表では個々の問題の正誤は表示しません。
- (3)4級・5級スピーキングテストは、受験を希望する方自身・団体が利用可能なコンピュータ端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)及びそれに付随するシステムソフトウェア(OSを含む)、周辺機器、通信環境を各自準備し、これを利用して受験します。
- (4)第3号のコンピュータ端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)及びそれに付随するシステムソフトウェア(OSを含む)周辺機器、通信環境の整備は、受験を希望する方自身および保護者・団体の責任であり、協会は一切責任を負わないものとします。また、本件に関する問い合わせも受付できません。
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利用料金について
- (1)4級・5級スピーキングテストを受験いただくにあたり、利用料金は協会が定めた4級・5級の検定料に従います。なお、4級・5級スピーキングテストの利用料金は、英検4級・5級一次試験の検定料に含まれています。
- (2)第1号の検定料は、英検ウェブサイトまたは協会が発行する各種媒体にて掲載します。
- (3)第1号の規定に関わらず、協会は、検定料の改定を行うことがあります。
- (4)受験を希望する方は、第2号に定めた検定料を、協会が指定する日時までに協会が指定する方法で支払うものとします。
- (5)第4号の日時および方法については、英検の申込開始日までに英検ウェブサイトまたは協会が発行する各種媒体にて掲載します。
- 申込みのキャンセル・変更について
- (1)一度英検申込手続きを完了した方の検定料は理由のいかんを問わず返金できません。また、級の変更による充当は認めません。
- (2)4級・5級スピーキングテストのサービス利用期間内に当該スピーキングテストを受験しない場合であっても、検定料の減額、免除には一切応じられません。
- 障がい等のある方への受験上の配慮
- (1)障がい等により受験に不自由がある方は、あらかじめ英検ウェブサイト上の「4級・5級スピーキングテスト 受験上の配慮のご案内」の内容をご確認いただき、該当する受験上の配慮を選択し、受験してください。
- (2)障がい等によらないコンピュータ端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)の操作技術の習熟度の不足については、受験上の配慮を受ける対象には該当しませんので、あらかじめご了承ください。
第4条 受験に必要な情報
- 4級・5級スピーキングテストの受験にあたっては、英検IDおよびパスワードが必要になります。英検IDおよび初期パスワードは英検ウェブサイト個人申込時、または協会から送られる一次試験成績表、または協会から送られる帳票(団体受験の一次欠席者)にて通知されます。
- 前項に定める情報の未着等に関するお問い合わせはサービス利用期間内とし、それ以降は一切応じられません。
受験時
第5条 受験時の注意事項
- 遵守事項
受験時は「受験上の注意」を確認し、厳守してください。なお、受験時は、4級・5級スピーキングテスト受験にあたり「受験上の注意」に対する同意が必要となります。 - コンピュータ端末の操作技術不足への対応
受験者によるコンピュータ端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)の操作技術の習熟度の不足については受験者自身の責任となり、協会は一切配慮しません。 - 第三者による受験の禁止等
受験時に4級・5級スピーキングテストを受験することができる権利は英検4級・5級の申込者本人のみであり、第三者による代理受験および受験権利の譲渡は禁止されています。 - 補助者は受験者とともに、4級・5級スピーキングテストシステムへのログインや個人情報の入力について補助することができます。その後の問題の回答に関する操作は一切できません。
- 厳正公平な試験実施、評価・採点業務、不正行為等への対応、調査研究のため、試験状況、受験者の状況を記録(録画・録音)することがあります。
なお、記録された情報(以下「記録情報」)のうち個人情報に該当する情報については、第20条に定める利用目的等に従って利用します。 - 前項の記録情報について、問題内容や採点結果に関連する照会は一切受け付けません。
第6条 受験時に必要な環境
- 必須な物品
- ネットワークに接続できるコンピュータ端末(パソコン、スマートフォン、タブレット等)
- 任意で利用可能な物品
- マイク付きイヤホンやヘッドセット等(音声をより明瞭に録音、聞き取ることを支援するため)
- 筆記用具、メモ用紙
- 使用禁止となるもの
以下に掲げるもの、その他受験上不要と協会が判断したものについては使用禁止とします。- 撮影・録画・録音が可能な電子機器
- その他受験上の支障となるもの
- 参考書・辞書
第7条 問題漏えいの禁止
協会の承諾なく、テスト問題の一部または全部の複製および外部への開示・漏洩(インターネット等への掲載を含む)を、一切禁じます。
第8条 撮影等その他試験情報の漏えいの禁止
受験中の録音・録画・撮影等の記録行為、また試験に関して知り得た情報全般を他者に開示し公開することを一切禁じます。
第9条 不正行為
以下の行為に該当する場合またはその他本規約に違反する行為が認められる場合は、失格となることがあります。また、この場合、検定料の返金もいたしません。
- 不正行為(カンニング行為、試験問題の漏えい、代理受験、受験中に援助を他人に与えたり他人から受けたりすること等)
- その他不正行為に準じる行為と協会が判断する行為
第10条 受験中のシステムトラブル
- トラブル防止には最善を尽くしておりますが、コンピュータを使用する試験のため、システムトラブルが発生する可能性が残ることをあらかじめご了承ください。
- 4級・5級スピーキングテストのシステムトラブルにより受験が中止・中断されたと認められる場合は、協会の判断により、受験の一部または全部のやり直しなどの処置を行うことがあります。ただし、受験者の責めに帰すべき事由による場合はその限りではありません。
- 中断後、再開して試験を最後まで受験できた場合は、正常に受験が完了したものとみなします。
受験後
第11条 テスト結果について
成績表・合否通知は、原則受験日から30日以内に英検ウェブサイトにて定めたサイト上に掲載します。ただし、成績表・合格通知の初日は、当該回次の二次試験(1級から3級)実施日から30日目となります。各自ダウンロードして利用ください。
第12条 テストに関する申し立ての禁止
受験環境、問題内容および採点結果・合否通知その他テストに関する事項については一切異議申し立てを受け付けません。
一般条項
第13条 受験に関する禁止事項
- 受験を希望する方は、英検ウェブサイト等で示される禁止事項に従うものとします。
- 受験を希望する方が前項に該当する禁止事項を行った場合、協会は、4級・5級スピーキングテストの受験を承諾しないことがあります。また、受験を希望する方が4級・5級スピーキングテストの受験後に禁止事項を行ったことが判明した場合には、協会が成績表発行の中止、もしくは合格の取り消しを行うことがあります。
第14条 委託
- 協会は、受験を希望する方に対する4級・5級スピーキングテストの提供に必要な業務の全部又は一部を、協会の指定する第三者(以下、「委託先」といいます。)に委託できるものとします。
- 前項の場合、協会は、委託先に対して、協会が負う利用規約上の機密保持義務と同等の義務を負わせるとともに、必要かつ適切な監督を行うものとします。
- 協会が委託先に委託をした場合であっても、協会は、従前どおり、協会に課せられている義務を負担するものとします。
第15条 機密保持
- 英検4級・5級の申込者は、4級・5級スピーキングテスト受験手続および4級・5級スピーキングテスト受験にあたって協会より開示された、又は知り得た営業上または技術上の機密情報を機密として保持し、4級・5級スピーキングテストの受験手続および受験以外に使用せず、第三者に開示・漏洩してはならないものとします。
- 前項の規定は、4級・5級スピーキングテストに関するサービス利用期間が終了した後も有効に存続するものとします。
第16条 4級・5級スピーキングテストの提供停止等
- 以下のいずれかの事由が発生した場合には、協会は、停止する時期を英検ウェブサイトに予め記載することなく、4級・5級スピーキングテストの全部または一部の提供を停止することができるものとします。
- (1)天災、事変、その他の非常事態が発生し、または発生する恐れがある場合
- (2)協会のシステムやネットワークの保守を緊急に行う場合
- (3)協会が設置する電気通信設備の障害その他やむを得ない事由が発生した場合
- (4)その他、協会が4級・5級スピーキングテストの提供の全部または一部を停止する必要があると判断した場合
- 受験時に、受験者が「受験上の注意」に対する同意をしない場合には、4級・5級スピーキングテストの受験をお断りします。
第17条 免責事項
- 4級・5級スピーキングテストの中止 天変地異等、不測の事態発生時は4級・5級スピーキングテストの提供を中止する場合があります。その場合は、可能な限り速やかに英検ウェブサイトへの掲載等を通じて受験者へ中止の事実を通知いたします。
- コンピュータ端末及び通信環境の不具合についての免責 受験者が利用するコンピュータ端末及び通信環境に不具合が生じたことにより受験に支障が生じた場合であっても、協会はいかなる責任も負わないものとします。
- 4級・5級スピーキングテスト利用についての免責 協会は、申込者が4級・5級スピーキングテストもしくは4級・5級スピーキングテストを通じて他のサービスを利用したことにより、または利用できなかったことにより発生した一切の損害について、協会の故意に基づくものを除き、いかなる責任も負わないものとします。また、4級・5級スピーキングテストの変更、遅滞、中止、廃止等に基づく損害についても同様とします。
- 4級・5級スピーキングテストに関する情報についての免責 協会は、受験を希望する方が4級・5級スピーキングテストに蓄積した情報または受験を希望する方が委託先に蓄積することを承認した情報について、消失、第三者による削除または改ざん等が生じた場合の損害について、協会の故意に基づくものを除き、いかなる責任も負わないものとします。
- 責任の制限
いかなる場合においても協会が受験者に対して負う責任は、当該受験者が実際に支払った検定料総額を上回るものではありません。ただし、協会の故意または重大な過失による場合はこの限りではありません。
第18条 変更
- 4級・5級スピーキングテストの内容・名称等の変更
協会は、受験を希望する方へ事前の通知なく、4級・5級スピーキングテストの内容・名称等を変更することができるものとします。 - 協会は、次に掲げる場合には、本規約を変更することがあります。
- (1)本規約の変更が、申込者または受験者の一般の利益に適合するとき
- (2)本規約の変更が、契約をした目的に反せず、かつ、変更に係る事情に照らして合理的なものであるとき
- 前項の定めによって本規約の変更をする場合は、次の事項につき、英検ウェブサイト上に表示します。
- (1)効力発生時期
- (2)本規約を変更する旨
- (3)変更後の本規約の内容
- 協会が第2項第2号に定める事由によって本規約の変更を行う場合は、効力発生時期が到来するまでに前項各号に定める事項を英検ウェブサイト上に表示します。
第19条 損害賠償
受験を希望する方は、4級・5級スピーキングテスト受験に際し、協会または第三者に損害を与えたときは、その損害を賠償するものとします。
第20条 個人情報の取り扱いについて
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協会の個人情報の取り扱いについては「個人情報保護方針」をご覧ください。
個人情報保護方針:公益財団法人 日本英語検定協会 ウェブサイト -
当試験申込者および受験者の個人情報は、法令に基づく場合を除き、以下の【個人情報の利用目的】に示す項目のために利用し、それ以外の目的に利用する場合は申込者または受験者の同意を得た上で行います。なお、下記統計資料等については、個人が特定できないよう加工した上での学会発表、パンフレット等において利用いたします。
【個人情報の利用目的】- (1)当試験の厳正公平かつ円滑な実施、評価・採点、業務運用、スコアレポート発行等のサービスの実施
- (2)受験者の大学等の高等教育機関の受験に必要な範囲での当該大学等の高等教育機関への提供
- (3)協会の事業に関する統計等資料の作成、分析
- (4)協会が実施する英語教育や事業・サービスに関する情報の受験者への提供
- (5)当試験に関するマーケティング活動やアンケート調査
- (6)問い合わせ・相談への対応
- (7)当試験に関連する教材等の情報のご案内
- (8)英語に関する業務・セミナー等に関する情報提供
- (9)当試験を厳正公平に実施するための不正行為等への対応
- (10)第1号又は前号に掲げる利用目的の達成に資するシステム等の開発及び運用
- 当試験申込者または受験者の個人情報は、業務運営に際し、必要最小限の範囲で委託先に委託することがあります。
- 第2項第1号、第9号又は第10号記載の利用目的の達成に必要な範囲内において第5条にかかげる方法により取得した個人データ(本規約において、「個人データ」とは、特定の個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したデータベース等を構成する個人情報をいいます)については、日本国内又は外国(EEA加盟国等)にある同個人データを匿名加工情報に加工する者又は同利用目的の達成に資するシステム等の開発又は運用を行う者に対して提供することがあります。
- 申込時の住所・氏名宛に、協会よりTEAPや英検に関する情報やサンプルテストの案内などを送付することがあります。
第21条 知的財産権
- 4級・5級スピーキングテストに関する著作権等の一切の知的財産権は協会に帰属します。また、4級・5級スピーキングテストは日本の著作権法およびその他関連して適用される法律などによって保護されています。
- 4級・5級スピーキングテストの受験に際して受験者に提供されるマニュアル等の関連資料(以下「関連資料」)の著作権は、協会に帰属し、これらの関連資料は日本の著作権法およびその他関連して適用される法律によって保護されています。
第22条 準拠法
本規約の成立、効力、履行および解釈に関しては、日本法が適用されるものとします。
第23条 管轄
4級・5級スピーキングテストの受験手続および受験に関連して訴訟の必要が発生した場合には、東京地方裁判所または東京簡易裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
2021年7月25日 施行
公益財団法人 日本英語検定協会