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意味を想像しながら英語の文章を読むのが好きだというM.Yさん。初めて訪れたチェコ共和国で、自分なりの表現で会話を楽しんできました。
小学生の頃、毎月1回、ALTの先生が来て、英語を使って遊んだり歌ったりする授業がありました。英語を好きになったのは、それがきっかけだったと思います。中学生になり、読み書きを中心に学ぶようになってからは難しさも感じたので、学習法を自分なりに工夫するようになりました。
たとえば、板書するときには、黒板に書かれた内容だけをノートに書き写すのではなく、先生が口頭で伝えた内容もできるだけ書き留めるようにしています。教科書で習う文法事項は、何度も音読して暗記しています。単語は何度も出てくるような重要語句を書き出して覚えました。そして、わからないことがあれば、授業の後に先生に積極的に質問するようにしました。このように自分で工夫して勉強するうちに、英語の長文を一語一句辞書で調べなくても、おおまかな意味をつかんで読めるようになったんです。
英検への挑戦は中学に入学してから始めました。1年生のときに5級に、2年生では4級と3級に合格して、徐々にステップアップしています。5級のときはリスニングテストが初めてのことで、聞き取りに苦労しましたが、過去問のCDを何度も聞いては答えていくうちに、英語に耳が慣れました。4級受験のときは、1、2年生で習った文法知識を使いながら、長文の意味を推測しながら読み、理解できるようになりました。
5級と4級は十分に対策ができてからの受験でしたが、3級は部活が忙しくなって、勉強する時間がほとんど取れないなかでの受験でした。そこで、単語学習に多くの時間を割き、3級の過去問題集に出てくる単語を、ノートの上半分に書いて覚え、下半分には自分で単語テストを作って、完全に覚えているかを確認し、書けなかった単語は次のページに覚えるまで書くという勉強をしました。そのかいあって、一次試験に合格でき、さらに二次試験は学校で先生に面接練習をしてもらい、合格することができました。3級の合格はとてもうれしかったですね。
今年の3月に、日本チェコ友好協会のご好意で、陸前高田市と大船渡市の中学生26人がチェコ共和国へ招待されました。私もその一員として参加させていただき、現地でホームステイをしたり、寄付活動をしださった学校を訪れたりといった貴重な機会をいただいたのです。英語で会話をするまでの自信はなかったのですが、自分なりに感謝の気持ちを表したくて、一生懸命、自分の言葉で表現してきました。震災というつらい経験はしましたが、こうして海外へ行くことができ、自分の視野が広がったことはうれしく思います。
またいつか海外へ行き、今度はもっと会話を楽しむことができるように、これからも英語の勉強は続けていきたいと思います。英検へのチャレンジも続けます。そして、大好きな陸前高田の復興に向けて、私もがんばりたいと思います。